年末年始、普段は見ない人たちもお茶の間で思わず見てしまうテレビの特別番組。そんななか、いつの間にかリニューアルされていた「超有名CM」の名前がSNSで最注目を浴びている。
年始の連休最終日となった5日には、「超プロ野球 ULTRA」などの人気特番が放映。放映中に「タケモトピアノのCM」がトレンド入りした。SNSのユーザーからは「タケモトピアノのCMが変わっててビックリした(笑)」「タケモトピアノの知らんCMやってる」「タケモトピアノのCMいつから新しくなったの?」など驚きの声が挙がっていた。
特徴的な「ピアノ売ってちょうだ~い」「もっともっとタケモット」の台詞で、耳にも記憶にも残る「タケモトピアノ」のCM。1997年から放映が開始していたが、メインキャラクターを務めていた俳優の財津一郎さんが2023年に逝去したこともあり、一時は放映が止まっていた。ただ多くのユーザーから復活の声があったことから、24年8月に「そして長年愛されてきた財津一郎さんへの敬意を込めて」と新CM「タケモトピアノAI篇」として生まれ変わっていた。
「AI編」では長年愛されてきた旧バージョンと同じく、財津さんの「ピアノ売ってちょうだ~い」など、音声を丸ごと使用。映像も旧バージョンと同じく、財津さん以外の全身タイツを着た4人の女性たちが奇妙なダンスを繰り広げるものだ。旧バージョンではCMの最後に財津さんの顔がアップとなり、「そのと~り」「電話してちょ~だい」と台詞を発していたが、新バージョンは財津さんではなくキリンの顔になっている。
この新CM発表時には、タケモトピアノ会長の竹本功一氏が「財津一郎さんが築き上げてくださったブランドイメージを大切にしつつ、新しい技術を取り入れて進化させることが重要だと考えました。今回のCMでは、ダンサーを主役に据え、大自然を舞台にすることで、視覚的にもインパクトのある映像を目指しました。今もそしてこれからも愛される『タケモトピアノらしさ』を大切にし、進化させていきたいと思います。」とコメント。タケモトピアノとして「、令和時代に合わせた新しいバージョンとして生まれ変わりました。この新しいCMを通じて、さらに多くの方々に楽しんでいただけることを目指しています。」とその意図を明かしていた。