フラガールだけじゃない!世界2位ダンサーも「ハワイアンズ」のイケメンマッチョ軍団「SivaOla」に注目

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
ファイヤーナイフダンスチーム「SivaOla」のショー
ファイヤーナイフダンスチーム「SivaOla」のショー

  “日本のハワイ〟”こと福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」といえば、ダンシングチームの「フラガール」が広く知られているが、実は今、同じく同リゾートで活躍する日本唯一のファイヤーナイフダンスチーム「SivaOla(シバオラ)」が注目されている。メンバーはイケメンぞろいで、今年5月の世界大会では準優勝に輝いたメンバーもおり、演技の実力は世界トップ級。連日昼夜に行うショーでは、筋骨隆々の体から繰り出すパフォーマンスは見る人を圧倒し、魅了する。最近は女性を中心に人気急上昇中で、その勢いはフラガールを超えるほど。そんな姿に迫ってみた。

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 打楽器がリズミカルに打ち鳴らされる中、腰布1枚の姿の男性ダンサーが、両端に火がついた「ナイフ」と呼ばれる約1キロの棒を、バトンのように自由自在に回しながら勇敢に踊っていく。さらに最高温度が500度になるこの棒を複数本回し、高く投げ、足技も加えるなど、アクロバットな演技も繰り出し、それをチームで躍動し披露する姿は、まさに圧巻だ。

 この南太平洋「サモア」発祥である火の踊り「ファイヤーナイフダンス」のショーを行うチームが「SivaOla」。現在メンバーは8人で、年齢は20代から30代の構成となっている。

 ショーには連日、女性を中心に多くの観客が駆けつけ、それぞれが推しのメンバーのうちわを持って応援するなど、アイドル公演のような光景が繰り広げられる。中には貸し切り(30分、15万円)でショーを楽しみ、お気に入りのメンバーとの時間を満喫する人もいるほどだ。そんな人気ぶりから、今年に入りオリジナルグッズも販売開始となった。「フラガール」とともに「ハワイアンズ」の二大看板となる勢いだ。

 リーダーのジンLEON氏(35)は「お客さまの反応も変わってきました。声を掛けていただいたり、うちわで応援してくださったり。本当にありがたいです」と感謝する。実はこのような変化は、チーム結成が大きな転機となったという。

 もともとは、フラガールショーの中に組み込まれ、ソロ主体で活動していた。それが2016年4月にチームを結成し、メンバーも倍に増え、公演も独立したグループでの演舞に切り替えた。これをきっかけに人気、注目を集めた。チーム結成前から活動していたジンLEON氏は「簡単な技でも複数で一緒に行えば、ダイナミックなすごい技に見える」と、チームの利点を生かした演技にこだわり、より魅力あるショーを追求した。

 また、迫力ある演技を披露するための訓練も、代々受け継がれてきた独自の練習法で鍛え抜いた。各メンバーも研究を重ねチームで共有し、次々と新技を開発。その地道な心がけで世界レベルの実力を身につけた。

 毎年5月に行われる「ファイヤーナイフダンス」の世界大会。本場のサモア、ハワイ、タヒチなどから選手が参加し、ハイレベルな争いが繰り広げられる中、2018年にはバル憂弥氏(30)が、アジア人初の2位入賞する快挙を達成。そして今年の大会では、バル憂弥の弟・ムア史弥氏(27)氏が、兄と同じく世界2位に。しかも世界的なエンターテインメント「シルク・ドゥ・ソレイユ」の演目「アレグリア」の出演者より上位となった。

 「技術の難易度など、自分たちもレベルが高いと感じた。次ぎはアジア初の世界一を目指す」とムア史弥氏。この結果は他のメンバーにも刺激を受け「自分も頑張ればイケる」とトレーニングに励んでいるという。

 同リゾートとしても「フラガール」に続く、エンターテインメントの大きな柱と期待する。まだフラガールの方が知名度は高く、来場して初めてその存在を知る人も多い状況だが「まだまだフラガールほどの知名度はないですが、ファイヤーナイフダンスのショーを見て、帰る時にはチームのことを好きになっていただければ」とムア史弥氏。そしてリーダーのジンLEON氏も「フラガールのおかげで、自分たちを知ってもらった部分もあります。でもこれからは、実力も知名度もフラガールを超えていきたい」と誓う。そのためにも「ぜひ、チームでそろった世界レベルのパフォーマンスをぜひ見に来てほしい」とアピールした。

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