オスカー俳優のトム・ハンクス(67)は、宇宙へ行くためならトイレ掃除さえ厭わない気持ちになっているという。以前、宇宙行きの話が出た際、2800万ドル(約41億4000万円)という巨額を払ってまでは参加したくなかったトムは、アマゾン共同創業者ジェフ・ベゾスからのブルーオリジンの飛行への招待を断り、代わりに『スター・トレック』のウィリアム・シャトナーが搭乗した。しかし今、トムは宇宙へ行くためなら何でもすると明かした。
トムはデイリー・テレグラフ紙にこう語った。「月との往復で食事を提供し、ジョークを言う担当をしたい」「もし空きがあるなら、掃除をし、ジョークを言い、話をし、みんなを楽しませる係になるね。僕は部下になる。今すぐ申し込むよ」「いい考えかもしれない。僕が全部やる。トイレも掃除する。料理を出す。服をたたむ。荷物を収納する。そうすれば、他の人たちは自由にほかのことができる」
また、人類が初めて月面に降り立った歴史的な日について、当時13歳だったというトムはこう語った。 「1969年7月20日、人類の歴史が転換する時に生きていることを強く認識しながら、僕は思いに耽った」「僕らは今、人類が月面に着陸したときに生きていた世代なんだ。ブルックリン橋の建設やリンドバーグの飛行に対して人々が抱いたのと同じように、僕は月に行くことについて同じように感じていた」