男子高校生の将来就きたい職業 YouTuber→公務員に 2年で激変「安定した収入」「社会貢献したい」の声

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージです(One/stock.adobe.com)
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 ソニー生命保険株式会社はこのほど、全国の中高生1000人(中学生200人、高校生800人)に対して、「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」を実施。男子高校生のなりたい職業で公務員が1位に。2021年調査で1位だったYouTuberが8位に下落し、2年で激変する結果となった。(調査期間:2023年6月8~14日)

 まず、中学生200人(男女各100人)に将来就きたい職業を聞くと、男子ではYouTuberなどの動画投稿者(22.0%)が1位に輝き、「自分の好きなことを発信しつつ、お金も稼げるから」「現在収益化に向けて活動をしているから」などの理由が寄せられた。次いで、2位はITエンジニア・プログラマー(17.0%)、3位はプロスポーツ選手(15.0%)、4位はゲーム実況者(11.0%)、5位はゲームクリエイター(10.0%)となった。21年に実施した同調査の結果と比較すると、ゲームクリエイターが12位から5位へと大幅上昇。プロスポーツ選手も6位から3位へと順位を上げた。

 女子では、絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)が19.0%を獲得し、1位に。「アニメが好きだから」「ボカロのサムネを描いたり、小説の表紙や挿絵を描いたりしてみたいから」などの理由があった。次いで、2位・ボカロP(17.0%)、3位はYouTuberなどの動画投稿者、歌手・俳優・声優などの芸能人(いずれも16.0%)、5位・ゲーム実況者(11.0%)と続いた。こちらも21年調査で3位だった絵を描く職業が1位にランクアップ。また、ボカロPが5位から2位に、ゲーム実況者が10位から5位へと上昇した。

 続いて、高校生800人(男女各400人)に同質問をすると、男子の1位は公務員(15.8%)で、「安定した収入を得ることができるから」「人のためになりたいし、社会貢献したいと思ったから」などの理由があった。以下、2位はITエンジニア・プログラマー(11.8%)、3位は会社員(10.0%)、4位は教師・教員(8.5%)、5位は学者・研究者(8.3%)となった。21年の調査結果と比較すると、公務員が4位から1位に上昇。また、会社員も11位から3位、学者・研究者も16位から5位へと大幅上昇した。一方で、YouTuberなどの動画投稿者は1位から8位へと大幅に順位を下げ、2年で激変する結果となった。

 女子では、1位が看護師(14.2%)、2位が公務員(11.5%)、3位が保育士・幼稚園教諭(10.3%)、4位が歌手・俳優・声優などの芸能人(9.8%)、5位がデザイナー(8.5%)という結果に。1位・看護師には「病院でお世話になったときに憧れたから」「人の役に立てるから」などの意見が集まった。21年調査との比較では保育士・幼稚園教諭が5位から3位に、デザイナーが10位から5位へと上昇した。(ソニー生命調べ)

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