Twitterに投稿された1枚の階段の写真。一見、普通の階段のようだが、見れば見るほど何だか不思議な感じが…。
話題を呼んでいるのは、石川美南(@shiruhitozo)さんが18日、自身のTwitterに投稿した階段。石川さんが「最近の段活なのですが、このエッシャーっぽさ、すごくない?」と、だまし絵の巨匠の名を挙げて紹介したように、見れば見るほど“だまし絵っぽさ”を感じさせる。
この投稿は多くの共感を呼び、24日時点で3万件を超える「いいね」が集まる大反響。「なんか脳が混乱する」「現実が作画崩壊してる」「だまし絵みたい」「すごいエッシャー」「かっけぇー!」「なんか『あぁもうっ!』って言っちゃう」「階段の段の垂直な部分が少し斜めになっているのも、視覚的芸術点と踏みスペースを確保できている安全面を両立できていてすごい」などのコメントが寄せられた。
石川さんは「よく見ると、細部まで工夫が凝らされていて、設計した方の遊び心を感じます」と絶賛。肉眼で見た時点ではそれほど“エッシャーっぽさ”を感じなかったというが、撮影した写真を見て「あれ?」と思ったとのこと。斜め横から撮影された写真では、そこまで視覚効果は感じられず、やはり正面から写真に収めた時に“エッシャーっぽさ”が発揮されるようだ。
気になるのは、なぜこのような設計にしたのかという点。しかし、この階段がある「株式会社日研工作所 東京営業所」に問い合わせてみたところ、残念ながら「50年以上前の建造部のため、当時を記憶している者がおりませんので不明」とのことだった。
ちなみに、もうひとつ気になることが。ツイートにある「段活」という言葉だ。石川さんに「段活とは、なんですか?」と聞いてみた。
段活とは「らせん階段活動」の略語で、昨年夏に石川さんが名づけた造語なのだとか…。活動のきっかけを「1年ほど前、うちの子ども(当時3歳)が突然、らせん階段にハマりまして、週末にらせん階段を見に行ったり、散歩中にいい階段を見つけて盛り上がったりするようになりました」と明かした。お子さんが部長、石川さんが副部長のような役割で、「らせんでなくても、すてきな階段ならOK」という柔軟なルールで活動中。また、撮影は必須ではなく、鑑賞が主体だという。
リプライの中には「段活!やりがいのある活動だろうなぁ」「段活って言い方、良いな!」などの声もあり、石川さんは「『段活』という言葉に反応してくださった方も多くてびっくりしました」と思いを寄せた。