動物の赤ちゃんは心を癒しくれる存在。見ているだけで疲れが取れ、嫌なこと忘れさせてくれる気がする…。三重県伊勢市の伊勢シーパラダイスでは16日13時9分、3年ぶりにゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。メスで母親のルー(9歳)にとっては、3年前の5月にオスのルン太を出産して以来、今回が2頭目となる。
伊勢シーパラダイスによると、21日現在、赤ちゃんはすくすくと育っており、来場者が観覧できる海獣広場内のゴマちゃんプールにて母親とともに元気で暮らしている。全身白いフサフサな毛で覆われ、クリッとした目で見つめる姿はかわいすぎると言ってもいいだろう。
ただ、2~3週間の授乳期間が終わると毛は抜け落ち、親と同じ毛に生え替わるため、白い毛の赤ちゃんはわずかな期間しか見ることができない。
なお、ゴマフアザラシの繁殖時期は春ごろが多く、妊娠期間は約1年。1頭につき1子を出産し、2~3週間の授乳期間を経て、独り立ちする。寿命は25~30年で普段は魚や甲殻類、貝類などを食べる。