ライオン2頭が新型コロナで死ぬ 飼育担当者から感染か 国内では初報告 和歌山アドベンチャーワールド

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
写真はイメージです(PicsArt/stock.adobe.com)
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 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は9日、公式ホームページで飼育するライオン2頭が、1月初旬に新型コロナウイルスに感染して死んでいたことを発表した。

 ホームページによると、死んだのは1月9日に19歳のオスのセイタ、同12日に21歳のメスのマース。ともに高齢で基礎疾患を有しており、感染後に肺炎を発症したものとみられる。同時期にライオン飼育担当2人の新型コロナ感染を確認したことから、飼育担当者からライオンへ感染したものと推測。その他のライオン8頭に発咳症状が見られたが現在は回復している。

 広報担当者によると「オスは1月3日に鼻水の症状が出て、4日に食欲がなくなって、死亡が確認されました。メスは8日に呼吸器に異常がみられ、11日には咳、食欲がなくなり死亡が確認されました」と状況を説明。

 オスは椎間板ヘルニア、メスは陰部に腫瘤(しゅりゅう)があったが、因果関係は不明としている。「海外で事例があるのは存じていたが、国内での感染報告は初めてになるので」と戸惑いを隠せない様子だった。

 現在、その他の動物に症状は見られおらず、今後も動物たちの状態を観察し、引き続き感染予防対策を講じていく。

 なお、パークは通常通り開園し、ライオンは、サファリワールドにて公開している。

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