「日常生活の中でなんとなく調子が悪い」は7割超え 症状別1位は納得 20代から60代を調査

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)
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 株式会社ツムラが「第3回なんとなく不調に関する実態調査」の結果を発表した。2022年に行われ、全国20代から60代の各世代の男女各600人計3000人が対象。

 「日常生活の中でなんとなく調子が悪い」については、1回目から調査している20代から40代では75・6%で、今回調査した50代から60代まで含めると全体の72・1%が感じている一方、60代は62・8%と最も少なくなっている。症状別では「目の疲れ」が51・0%、「疲れ・だるさ」が49・6%、「肩こり」が48・9%の順となった。

 「ストレスを感じる」「感じない」で比較すると、すべての症状でストレスを感じていない人の方が、各症状を自覚する割合が低い。また「心身の不調で病院に行ったり、医師の診察を受ける」ことに対し躊躇する人と躊躇しない人とで比較すると、ストレスの有無と同様、躊躇しない人の方が各症状を自覚する割合が低い。男女別では見ると女性の方が受診を躊躇する人の割合が高くなっており、我慢したまま症状を抱えている可能性が考えられる。

 コロナ禍以降のコミュニケーション頻度の変化について、「増えた」という人はわずか7・4%。ただし、「頻度が増えた人」では、39・2%が心身の調子が上がったと回答。「頻度が変わらない」「減少した」人よりも調子が上がった人が多いことがわかった。コミュニケーションと心身の調子には相関がある傾向が読み取れる。また、コロナ禍以降に感じる身体的な変化については、「頻度が増えた」人の75・7%が「健康管理への意識」、61・3%が「自身の体形への意識」も高まったと答えた。

 直近1年を振り返って人付き合いのについは、約半数の47・6%が「人付き合いが減少したまま変化がない」と回答。42・1%が「以前のような人付き合いが面倒に感じるようになった」としている。

 コロナ禍におけるコミュニケーションのとり方については「変化した」が42・6%、「変化していない」が45・1%とほぼ同数で、男性は36・3%、女性は48・9%となった。「変化した」と答えた人に「変化をどう感じるか」と聞くと、「コロナ禍以前より寂しさを感じる」は55・1%だが、「コロナ禍以前よりちょうどよい距離感」も37・0%いる。女性では42・0%が「距離感がちょうどよい」と感じており、男性の30・3%より、高くなっている。

 コロナ禍以降に「新しい生活習慣を取り入れた」と答えたのは全体の26・4%。この791人に新しく取り入れた生活習慣を聞くと「運動習慣」(37・2%)、「食事(栄養面)の見直し」26・2%、「規則正しい生活」(25・0%)の順となり、「サプリメント」(19・8%)や「漢方薬」(9・6%)もあった。

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