芸能プロダクションのアドア(ADOR)を去ったミン・ヒジン元代表が、BELIFT LAB代表を告訴したと22日、複数の韓国メディアが報じた。
この日、ミン氏の法定代理人である法務法人セジョンは「ミン・ヒジン前代表は22日、BELIFT LABのキム・テホ代表、チェ・ユンヒョク副代表、ホ・セリョン氏、イ・カジュン氏らを、情報通信網法上の名誉棄損などの疑いで、龍山(ヨンサン)警察署へ告訴状を提出した」「BELIFT LABに、50億ウォン(約5億円)の損害賠償を請求する訴訟を起こした」と明かしたという。
ミン氏側は「キム・テホ代表は、ミン・ヒジン前代表がBELIFT LABが提起した民事訴訟を遅らせたと主張したが、これは明白な虚偽事実である」「2025年1月に開かれる1回目の弁論で、ミン前代表が提起した反訴もともに行われることが予想され、BELIFT LABは誠実に取り組んでほしい」と伝えた。
ミン前代表は、BELIFT LABの所属ガールズグループILLIT(アイリット)は、アドアの所属ガールズグループNewJeansを「盗作したものだ」と主張している。BELIFT LABとアドアは、ともにHYBE(ハイブ)内のレーベル。ミン前代表は該当の盗作問題をHYBEに訴えてきたが、現状では、むしろHYBEから経営権乗っ取りの疑いが持たれている立場だ。ミン前代表はHYBEとの紛争が公に初めて知れ渡った当時から、今回の事態の本質は「ILLITのNewJeans盗用」だと言い続けている。
しかしBELIFT LABは今年5月、「ミン氏が一般的虚偽事実を主張し、被害を与えている」として、業務妨害と名誉棄損の疑いで告訴状を提出。その後も、約27分の映像を作ったり、公式コメントを伝えたりしながら、ミン前代表の主張に反論してきた。
そんな中、ミン前代表は20日、アドア社内取締役を辞任したことを電撃発表。「HYBE(ハイブ)と締結した株主間契約を解除し、HYBEに株式間契約違反事項に対する、法的な責任を追及する」「HYBEとその関係者多数の違法に対して、必要な法的措置を一つ一つ進める予定だ」と、全面的に戦う姿勢であることを予告していた。