〝ママ鉄〟鈴川絢子が最新曲「GO!新幹線」リリース YouTubeチャンネル再生回数16億回登録者数も100万人目前 人気の理由は

杉田 康人 杉田 康人
最新曲「GO!新幹線」をリリースした鈴川絢子
最新曲「GO!新幹線」をリリースした鈴川絢子

 鉄道大好きタレントで、チャンネル登録者数100万人目前の公式YouTubeチャンネル「鈴川絢子チャンネル」を持つ鈴川絢子(31)が、12日に最新曲「GO!新幹線」をリリースした。

 「ふみきりのうた」「ダブルデッカー」に続く、鉄道のうたシリーズ第3弾。2018年に配信された「ふみきり―」は、YouTubeで2100万回再生を突破した。

 歌詞に現在運転中の新幹線の列車名をすべてちりばめ、魅力を表現した鈴川は「すごくかっこいい疾走感がある曲ができた。車両や情景、車窓…。皆さんが新幹線に乗った時の思い出を思い浮かべながら曲も楽しんで、一緒に歌って〝鉄分〟を感じて欲しい」と、鉄道好きに曲を聴いてもらえるよう〝のぞみ〟を託した。

 中学生のころ、本格的に鉄道に目覚めた。「自分が本当に好きになったものを『○○鉄』って言っちゃってOKなんじゃないかな。自分ではICカード鉄、空調鉄」と語る。空調鉄…車内の空調、それも「軸流ファン」と呼ばれる車内の扇風機に目がない。令和4年の今、扇
風機が現役の電車はあるのか?

 鈴川は「一応、車両によってはある感じで。大手の私鉄さんで昔使われていたものを、地方であったりグループ会社で譲渡されてまだ使われているのが結構あったりする。私はむしろ扇風機を探して乗りに行くぐらいの感じ。博物館とか行っても昔の車両が展示してあったら、だいたい扇風機を見てほとんどの時間を過ごす」と熱弁し、スマホいっぱいの扇風機の写真を見せてくれた。

 2児を育てる〝ママ鉄〟でもある。2013年に始めたYouTubeチャンネルは、登録者数が現在98万9000人。動画では、8歳の長男・常陸(ひたち)くん、4歳の次男・常磐(ときわ)くんとともに、鉄道路線や施設に向かうことも。ちなみに、2人の名は常磐
線などを走る特急列車から名づけられた。

 動画の総再生回数は16億回を超える。山ほどいる鉄道系ユーチューバーの中で、圧倒的な人気を誇る秘密を聞いてみた。「私は特に解説をするというよりもリアクションを、その瞬間がどういう雰囲気かっていうのを自然な感じでお届けするというのがある」と語る。視聴
者からの「実際に子連れで出かけたいけど、子どもがどれくらい楽しめるかすごく参考にしている」との意見がすごく多いという。

 続けて「鉄道は乗ってみたら、外から見ているほうが楽しかったとか、時間が長くて飽きちゃうとか。しようがないことなんですが、そういうのを私たちの動画を見て…だいたい同じくらいのお子さんがいらっしゃる方が多かったり、私の息子も生まれた時から一緒にYo
uTubeをやっているので、その年齢の時を見て、すごく参考にしてくださっている」と説明した。

 鉄道だけでなく、子どもを施設に連れて行ったりおもちゃを買い与えた時の反応を参考にする視聴者が多いという。プラレールを例に挙げ「お子さんが生まれて、初めて買って遊ぶという方もいらっしゃる。レイアウトであったり、どういう遊びをしたら一緒に楽しめるかっていうのを参考にしていただいている」と明かした。

 8歳の長男に、配信動画のサムネイルを選ばせることも。子どもからの支持が多いことも特長だ。YouTubeチャンネルの登録者数に比べ、総再生回数が異常に多いといい「動画の最初に『すずかわあやこです』といつも言っているので、漢字が書けなくてもYouTubeの音声検索とかでお子さんがチャンネル登録せず見ている」と分析する。

 子連れでのおすすめスポットを「日暮里駅の下御隠殿橋(しもごいんでんばし)は新幹線、JR各線、京成も見られたりする動く鉄道博物館みたいな感じ。高知県と徳島県を結ぶ阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル=鉄道線路も走れるバス車両)はぜひ。新
幹線が変形するアニメとかがすごく人気で、アトラクション感覚で楽しめる」と挙げた。

 2023年に留萌~石狩沼田間の廃線が決まっているJR留萌本線や、同年に廃止が決まっているJR木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」にも乗りたいといい、取材日の翌日にも北海道へ向かった。鉄道と子どもに惜しみなく愛情を注ぐ姿が、100万人に迫る登録者数を呼んでいる

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