マインクラフト建築の衰えない魅力「アイデアが枯渇することはまずない」 公式コンテスト審査員が語る|よろず〜ニュース

マインクラフト建築の衰えない魅力「アイデアが枯渇することはまずない」 公式コンテスト審査員が語る

KOJIMA KOJIMA

マイクラとは正式名称をマインクラフト(Minecraft)というサンドボックスビデオゲームである。2009年にパブリックアルファ版をリリース、2011年11月に正式リリース。それまでトップを誇っていたテトリスを抜き、現代でも人気の高い作品となっている。

マイクラの魅力とはどのようなものなのだろうか?LINEマイクラ建築士ランキング1位、ニコ超マイクラ建築大会3位など、輝かしい経歴を持っている甘栗/あまぐりさんに話を聞いた。

KOJIMA:建築をする際の流れを教えて下さい。

雨栗/あまぐり:マイクラにおける「建築」とは、「ブロックを設置して何かを制作すること」で、単に家やビルなどの構造物を建てることを指すのではなく、生き物の造形や、地形や草木などの自然物を作ることもまとめて「建築」と呼ばれます。その為、「建築」の流れも作る対象によって大きく異なります。

家などの建築物の場合、まずは大まかなイメージを固め、単純な形のベースを作ります。その後、壁はこの色にしよう。窓はこの形にしよう。など、着せ替えを楽しむような感覚で相性の良いパーツを選んでいきます。

家などは現実ですでに建築様式が確立されているので、ある程度の常識を抑えていれば、事前に設計図などを作らなくても失敗が少ないです。

上手くなるコツとしては、現実で出かけた際などにたくさん家やビルなどを観察して、この窓は良いな。この壁の色にはこのドア枠が合うのか。など、引き出しをたくさん増やしておくことです。引き出しが増えれば、パーツを組み合わせるときの選択肢が増えますし、相性の良いパーツを選ぶまでの時間も短くなります。

一方、造形物を作る流れはというと、芸術的要素が強い、サイズ感が非常に大きくなりやすい、などの理由から建築物のようにその場でデザインを考えるという方法は失敗が多く、事前に下描きを描く必要があります。

下描きを描いたあとは、その形に合うように、ブロックを置いて、離れて全体を見て、ブロックを削って…をひたすら繰り返します。先程は建築作業を着せ替えに例えましたが、造形物の場合は粘土をこねる感覚に近いと思います。

上手くなるコツとしては、とにかく何度も理想の形ができるまで盛っては削って、を繰り返しながら感覚を掴むことだと思います。慣れてくると、より少ない試行回数で理想の形に近付けるようになります。 

長々と申しましたが、今回の流れはあくまで私の場合ですので、実際にはご自身がやりやすい流れが一番だと思います。

KOJIMA:デザインはどのように考えていますか?

雨栗/あまぐり:家の場合、デザインは現実でかっこいいと思った家を覚えておいて、それに近い家をマイクラ用にアレンジして建築する場合が多いです。

アレンジする際に意識していることは、マイクラ内だとどうしても現実よりものっぺりとした印象になってしまうことが多いので、装飾は多少大げさに行うことです。

「家の壁を作りながら屋根のデザインを考える。屋根を作りながら窓のデザインを考える」など、建築とデザインを同時進行で行っているので、デザインにかかる時間はほとんどゼロです。基本的にその場で考えていますが、今まで現実で数え切れないほどの家を見てきているので、アイデアが枯渇することはまずないです。

造形物の場合は、メインとなる造形物の形や、どこに何を配置するかをiPadのお絵描きアプリを使用してデザインしていきます。何かテーマなどがある場合は5~6パターンの構想を練って、その中で一番良いものを選んでいます。

今は完全に仕事としてやらせてもらっているので、iPadに向かってデザインを考える時間を取っていますが、学生だった頃はよく授業中にプリントの切れ端にラフを描いていました。皆さんは真似しないでください(笑)。

KOJIMA:マイクラ建築の魅力とは?

雨栗/あまぐり:ひとことで言うなら、誰でも自分の作りたいものを表現できることですね。意外に思われることも多いですが、私実は絵がとても下手なんですよ…(笑)。まず、線を引く時点で手が震えてしまって思ったような線が引けないんですよね。

もちろん、絵が上手い方は自分の理想の線が引けるようにたくさん努力をしてきたと思うのですが、マイクラの場合は1ブロック間隔で設置場所を選択することになるので、「本来ここにブロックが置きたいけど手が震えてしまって置けない」と言うことがないんですよ。なので、どんなに操作に不慣れな人であっても時間をかければ確実に自分の理想に近いものを表現出来るのが魅力だと思います。

あとは、作ったものを実際に歩いて見たり、そこに住みながら冒険したりできるのもマイクラならではの魅力だと思います。

現実の作品の場合、完成したあとは飾って眺めることくらいしかできませんが、マイクラ建築の場合は実際にそこに住むことで新たに「ここにも窓があったほうが便利だな」など、改善点が見つかり、家自体もプレイヤーと共に進化していくんですよね。何度も改築する度に、どんどんその家に対する愛着も深くなっていきます。そのあたりがマイクラ建築の魅力だと感じます。読者の皆さんにも、是非自分なりの家を作ってそこで生活をしてみていただきたいです。

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雨栗/あまぐりさんのプロフィール

YouTube登録者数16万人突破!マイクラ公式コンテスト審査員も務めている。
LINEマイクラ建築士ランキング1位、ニコ超マイクラ建築大会3位。

Twitter(@_non_smoker_):https://twitter.com/_non_smoker_?s=21

YouTube:https://youtube.com/channel/UCM-3LKn4js6x_NF9mbkhdWw

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初心者でも時間をかけて思い通りの作品に仕上げられるというのは、大きな魅力と感じた。実際に住んでみて更なる改築を施し、アップデートさせられる所がたくさんのプレイヤーから長く人気を得られている理由なのかもしれない。

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