映画「しあわせの隠れ場所」(2010年)でアカデミー賞の主演女優賞を獲得したサンドラ・ブロックが、女優として駆け出しの頃の苦労について明かした。ニューヨークでウェイトレスをしながら、女優を目指していた頃は「存在するすべての変態」を前にオーディションを受けていたという。
「インタビュー」誌のジェニファー・アニストンとの対談で、自身のキャリアが意図的に築かれたものだったかと尋ねられるとサンドラはこう話した。「あなたは分かると思うけど、私はニューヨークでウェイトレスをやっていた。存在するすべての変態を前にオーディションを受けていた。パンツを脱げと言うようなね」とかなり理不尽な要求があったことを示唆。「そういうときは、『無理。私の役じゃない』と立ち去った」と毅然(きぜん)とした態度を取っていたことも明かした。続けて「でも、コツコツ頑張った。俳優を仕事にしている人はみんなそうだけど、次にいつ仕事にありつけるか分からないから、与えられたものを受け入れ、最大限に活かすしかない」と必死だったことも語った。
しかし、ロマンチックコメディ作品に背を向け、ドラマ作品への出演を多くするキャリア転換は大きな決断だったとして、「自分のキャリアで唯一意図的に方向性を決めたのは、『ロマコメを今すぐやめるべき』と言った時。あまりにもろくでもないものが多かったから。そして、『クラッシュ』という名前の映画に出演した。素晴らしい作品だった。他の部分の自分の能力を使い始めたいと思った」と語っている。
「クラッシュ」(2006年)はクリスマスシーズンのロサンゼルスで発生した交通事故を起点に、さまざまな民族が差別、偏見などを持ちながら過ごしている現実を描くストーリー。
サンドラはニコール・キッドマンと共演する「プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密」が11月27日に日本公開予定。同作は1999年公開の「プラクティカル・マジック」の続編。サンドラが魔女の姉妹の姉サリー・オーウェンズを、ニコールが妹のジリアン・オーウェンズを演じている。