街を歩いていると、不意に周りの人の会話が聞こえてくることがある。その会話の中で気になる言葉があると、「今のどういうこと?」とつい耳に意識を集中させてしまうことは、誰にでも一度はあるだろう。そんな周りから聞こえる会話についてのエピソード漫画『初めて聞いたピンク色』(作:退屈健さん)が、Instagramで注目を集めている。
ある日、外出中の退屈さんが信号待ちをしていたときのこと。背後から「髪をピンク色に染めたい」という内容の会話が聞こえてきた。会話自体は何気ないものだったが、その中で耳に残ったのは、聞き慣れない“ピンク色”の種類の名前だった。
聞き覚えのない名前に「そんな色があるのか?」と気になり始めた退屈さん。力士が身につけるまわしのようなピンク色や、桜のようなピンク色など頭の中でどんな色か想像を膨らませてみたが、どうにも答えが出ない。結局、帰宅後すぐにネットで検索してみたが、いくら探してもその名前はどこにもヒットしなかった。
それもそのはず。退屈さんが聞いた謎のピンク色の名前は「相撲系ピンク」だ。もちろんこれは聞き間違いで、おそらく会話の主は「スモーキーピンク」と言っていたのだろう。
同作について、作者の退屈健さんに詳しく話を聞いた。
ー「相撲系ピンク」と聞いた際、聞き間違いとは思わず、すぐに受け入れたのでしょうか?
はい。和のピンク色的な何かかと思い、「そういうのもあるんだなあ〜」とすんなり受け入れてしまいました!
ーそこまでピンクの色が気になったのはなぜでしょうか?
なんとなくですが、ピンク色は種類が多くあるイメージだったので、どのくらい多いのかが気になりすぐに調べました。
ー「相撲系ピンク」が「スモーキーピンク」と気づかれたのはどのタイミングでしたか?
数日後に別の単語で「スモーキー」という文字を見て、ようやく「あっ!」と気づきました。その瞬間、「他所で相撲系ピンクって言わなくてよかった…」と心底ホッとしましたね(笑)
<退屈健さん関連情報>
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