求人サイト「しゅふJOB」(運営:ビースタイルメディア)主催の「しゅふ川柳2025」に、過去最多となる4525句が集まった。物価高騰への嘆きや主夫の悲哀を込めたユニークな力作ぞろい。入賞作品は4月24日に発表される。
日々の生活で感じる課題や疑問、喜びを川柳という形で主婦・主夫らが発信する場として2023年にスタート。一般投票やゲスト審査員による厳正な審査のもと、受賞作品を選定している。第3回となる今回は昨年の約1.5倍の作品が寄せられた。
今回目立ったテーマは「物価高騰への嘆き」「主夫関連」「『父の日』の存在感」の三つ。中でも「キャベツ見て ほうれん草見て もやし買う(島根県50代女性)」「備蓄米 待ってはくれぬ 食べ盛り(群馬県60代男性)」など、物価上昇、とりわけ野菜と米の価格高騰と家計負担の増大を表現した句が多かった。
「主夫関連」では、「パパの家事 一時が万事 惨事付き(山形県60代男性)」「子を寝かせ 深夜内職 闇ファイト(大阪府50代男性)」など、家事育児を始めて実感した戸惑いや苦労の思いが寄せられた。
「『父の日』の存在感」では「父の日に 偶然来た子 母さんは?(滋賀県70代男性)」「父の日は 何もいいよと 敢えて言い(愛知県60代男性)」など、「母の日」に比べ、「父の日」の扱いが軽くなる事への不満がユーモラスに描かれている。