幼い頃に読み聞かせてもらった人も多いであろう童話。もし童話の登場人物たちが現実の世界に現れたら、どうなるのだろうか。
漫画家の伊佐波すやおさんが「MAGKAN(マグカン)」で連載中の『赤ずきんくんの執着』は、主人公の女子中学生と不思議な赤ずきんの少年が、本から解放されたグリム童話のキャラたちを捕まえる様子が描かれた学園ファンタジー作品だ。第1話がX(旧Twitter)に投稿されると、約1万もの「いいね」が寄せられている。
ある日、白馬の王子様に憧れる「和津木 杏(かずき あん)」は、学校の図書室で「グリムの書」という奇妙な本を見つける。ページを開くと本から強い光が放たれ、その後に謎の森に飛ばされてしまう杏。すると背後から赤ずきんの少年が現れ、杏に「とんでもないことをしてしまったね」と声をかける。というのも杏が本を開いたことで、魔に魅せられた童話世界の住人たちが現実世界に解き放たれたという。そして「悪い狼(おとこ)には気をつけて」といって、赤ずきんの少年は去っていくのだった。
読者からは「設定の段階で面白い」「童話×バトルが新感覚」など好評の声があがっている。そこで作者である伊佐波すやおさんに、同作を描いたきっかけについて話を聞いた。
―同作を描いたきっかけを教えてください。
童話をモチーフにショタ萌え系の少女漫画を描いてほしいと言われたことがきっかけです。
―第1話の中で、特に思い入れが強いシーンがあれば、理由と一緒に教えてください。
44ページあたりの「オレがお嬢さんを迎えに行ってあげる」のシーンです。かわいらしく、おとぎ話っぽい画面に仕上がったかなと思えるからです。
―読者にメッセージをお願いいたします。
応援してくださっている皆様は、いつもありがとうございます。まだ知らないという方はこの機会に読んでいただけると嬉しいです。(TikTokもやっていますのでよかったら見てね!)
出版社さんや書店さんが、たくさん力を入れてくださってできた一冊なので、ぜひ単行本の方もよろしくお願いします。
<伊佐波すやおさん関連情報>
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▽『赤ずきんくんの執着』をマグカンで読む
https://kansai.mag-garden.co.jp/episodes/046437c1bd5c3/
▽『赤ずきんくんの執着』(Amazon)