れいわ新選組の大石晃子共同代表(47)が、14日に行われた衆院予算委員会でのトランプ米大統領の関税措置をめぐる集中審議で、石破茂首相(68)に対し「もう消費税廃止を決めて、内閣総辞職して、内政が荒れてるからといって『アメリカ行かれへん』ってやってください」と、消費税を廃止した上での内閣総辞職を要求。委員会室は「えぇ~」との反応や笑い声が起きた。
大石氏は、石破首相がトランプ大統領と直接会談する考えを示していることに「心ある総理にアイデアなんですけどね。この状態でアメリカ行かないでください」と進言。消費税廃止や内閣総辞職を求めた上で「このまま行ったら、全部差し出されるじゃないですか。総理、どうお考えですか」と問いかけた。
石破首相は「斬新なアイデアでございますので。なかなかすぐ咀嚼(そしゃく)しかねるところがございます」と切り返し、大石氏が「いやいや」と異を唱えると、委員会室が笑い声に包まれた。
「世の中にいろんなお考えがございまして、いろんな党がいろんなご主張になるということは、私ども政府として本当に謙虚に、これから先も承ってまいります」とかわした石破首相は「ただし、それについての意見というものを私ども持っておりますので、それは答弁の中でこれからも適宜、申し上げてまいります」と強調した。
大石氏は「本当に…アメリカ行かない方がいいですよ。国民のためにも、やめてください」と述べ、質疑を終えた。