2022年には「バリー」でエミー賞の主演男優賞にノミネートされたこともある米コメディアンのビル・ヘイダー(46)が映画「タイタニック」のエンディングを台無しにしたとしてアルバイトをクビになったという経験を明かした。ビルは映画館でのバイト時代、チケットのチェックをしていた際に、女性グループから馬鹿にされた。そこで、自分の指示を無視されたお返しに、ある復讐をしたという。
「エブリバディズ・ライブwithジョン・ムラニー」でビルは「『タイタニック』のラストを台無しにして映画館をクビになったことがあるよ」と明かした。女子学生の軍団が映画館を貸し切りにしていた時のこと。「彼女らが入口にいたから、『ちょっと移動してくれる?』って言ったら、僕がチャールズ・マンソンみたいだってバカにし始めて。実際そんな感じだったんだけどさ。僕は蝶ネクタイとカマーバンドを身に着けて、『どうかどいてくれ』って言ったら『ノー』って」と当時の状況を振り返った。
続けて「だから彼女らが中に入る時に、僕はチケットを切りながら、『映画を楽しんで。最後にボートが沈むよ。レオ(レオナルド・ディカプリオ)は死ぬんだ』って話した」と説明。「(女子学生たちは)『ノー、彼は死なない』って言うから、『そうだね、君たちは彼が寝ているって思っている。けど凍ってるぜ』って」とがっつりネタばらししたという。
そしてその場でビルは解雇されたという。「男が笑いながら降りてきて、『やあビル、君をクビにしなくてはいけないな』って」と通告を受けた。「喜んでいたよ。僕と目を合わせるのは無理だったけどね」と上司も内心痛快に思っていたとみられることも明かした。
ちなみに1997年の同作でレオナルド・ディカプリオ演じるジャック・ドーソンは氷の海で息を引き取り、ケイト・ウィンスレット演じる恋人のローズ・デウィット・ブケイターは海の上に浮かぶドアに乗り助かった。このエンディングに関してファンの間では長らく両方とも助かることが可能だったと議論が白熱していた。