英ソロアーティスト・FKAツイッグスが、ビザの問題で北米ツアーのキャンセルを余儀なくされたという。26日に米国のシカゴ、30日にカナダのトロント、そして4月3日と4日にニューヨークで2公演を行う予定だったツイッグスだが、スタッフが「適切な書類」を期限内に提出しなかったことが原因で公演中止となった。
25日(日本時間26日)Xに投稿された動画で、ツイッグスは「私の世界で舞台裏で起こっているいくつかのことについて話したい」と前置き。ツアーについて「皆も知っている通り、私はイギリスとヨーロッパで『Eusexua』ツアーを行ってきたけど、反響、観客、芸術的表現はどれも本当に驚くべきものだったわ。すべてが本当に素晴らしかった。このような素晴らしいクリエイティブなプロセスに参加できたことをとても嬉しく思う」とスタッフらを称賛した。
一方で、6年ぶりの北米公演について「舞台裏では、実務面で、困難が続いているの」とコメント。「今日、制作側が、アメリカに来て公演するためのビザを取得するための適切な書類を適時に申請していなかったと知らされたわ」と驚きの報告を受けたと明かした。「つまり、私の意志に反して、ニューヨーク、シカゴ、トロントの公演をキャンセルせざるを得ないということ」とあらためて説明。「トロントはアメリカの一部ではないのに、なぜキャンセルしなければならないのかと疑問に思っている人のために言うと、それはルーティングの問題と、ツアーは複雑なものだから」とカナダ公演についても言及した。
「私はこれを軽く受け止めていない。正直に言うと、完全に打ちのめされている。本当に心が張り裂けそう」とショックの大きさを表現。「私がしたいのは、皆と一緒にそこにいて、『Eusexua』を皆に届けることだけよ」とかなわぬ思いを伝えた。