何度でも書き直せる「消せるボールペン」は、こすった時に生じる摩擦熱を利用した便利なアイテム。しかし、その性質が災いし、予想だにしないハプニングが…。
話題を呼んでいるのは、京都で「ShuJu不動産」を経営するティッシュ(@SPEED_isPOWER)さんが3日、自身のTwitterに投稿した写真。ノートにびっしりと文章が書き込まれているが、一部が楕円(だえん)状にきれいさっぱり消えてしまっている。これは一体、どういうことか?
つづられたのは「鞄の中で焼きたてのサツマイモとノートが隣り合う可能性を鑑み、フリクションボールペンを使うことは避けるべきだった」(※原文ママ)というまさかの一文。焼き芋の熱が文字を消し去ってしまったようだ。そうと分かってから再び写真を見ると、たしかに消えた部分は焼き芋のシルエットだ。
ティッシュさんによれば、このノートは日々で感じたことや考えたことを忘れないようにと始めた日記。ちなみに、被害に遭ったページは、ティッシュさんが一人飲みをしていた時に書いたもので「ご飯は一人で食べるより複数人で食べるほうが、闘争本能が刺激されるから、味覚が強く作用する」という内容だという。
ただ、職場で食べようと家で焼いたサツマイモも鞄に入っていたのが悲劇の発端。「気付いた瞬間は結構ショックでした」と振り返ったが、「フリクションボールペンを使用していた事は覚えていたので、もしや熱で消えたのか?→そういえば焼き芋…」と30秒ほどの推理で点と点がつながったという。
決して「いいね」な出来事ではないが、投稿から24時間経たずして5万件を超えるいいねが集まる大反響。「面白すぎw」「鞄の中で焼きたてホッカホカの焼き芋とノートが隣接してる状況はなかなかシュール」「形がくっきり」「自分で書いたのに、謎解きみたいになっちゃうの草」などの声が寄せられた。
問題は、失われた文字がもう戻ってこないのか?ということだが、リプライを見ると「冷凍庫に入れると復活するのだ!」「昔、冷凍庫で冷やしたら浮き出てきて、戻ったことあるから試してみて」などのアドバイスが多数。ティッシュさんも早速実践!3時間ほど冷凍庫に入れた結果、元通りとは言わずとも読める程度には回復。さらに3時間(合計6時間)冷凍すると、よりくっきりと文字が復活したという。
ティッシュさんらが経営するShuJu不動産は「楽しく読める物件紹介」をテーマとした、京都で唯一無二の不動産会社。3Dスキャンを使った最新間取り、生活者目線で部屋の使い方解説など、多種多様な目線で物件を紹介している。