ブラディ・コーベット監督は、収入を得るためにCM監督の世界に足を踏み入れたという。映画『ブルータリスト』(主演エイドリアン・ブロディ)が今年のアカデミー賞で主演男優賞、作曲賞、撮影賞を受賞したものの、この映画からの収入が「ゼロ」であったことから、ブルームバーグ・メディアの3つの広告を引き受けなければならなかった内情を明かした。
『ブルータリスト』でアカデミー賞10部門にノミネートされた同監督は、広告を引き受けたことについて、声明の中で次のように述べている。「規模や形式は違っても、長編映画であろうと広告であろうと、演出の核心は変わりません。それが何であれ、常にペースとビジュアルのパズルですが、結局のところ、それはパワフルなストーリーを創造することなのです」
そんなコーベット監督は最近、マーク・マロンのポッドキャスト番組『WTF』に出演した際、『ブルータリスト』が高く評価されているにも関わらず、そこから得た収入は 「ゼロドル」であることを明かしていた。