日本維新の会の吉村洋文代表(49)が14日、府庁での会見で、政治団体・NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(57)が、維新の岸口実兵庫県議(60)から文書の提供を受けたと発言し、岸口氏が否定していることについて「やはりどちらが言っていることが事実なのか。あるいはそれ以外の可能性があるのか、ということも含めて、きちんと調査する必要があるという風に考えています」と述べた。
10日に党内調査を指示したことを明らかにした吉村氏は「まだ報告は受けていませんが、最終的に私も報告を受けようと思ってます」と、現在調査中だとしたうえで「岸口県議は維新の会所属の議員ですから、そして立花(孝志)議員も公党の党首ですので、ここはきちんと調査する必要がある」と強調した。
斎藤元彦兵庫県知事(47)の告発文書問題をめぐり、立花氏は告発者の元県民局長(2024年7月に死去)や1月18日に死去した元兵庫県議の竹内英明さんについての情報源となった文書を岸口氏から提供されたと主張。百条委員会副委員長の岸口氏は10日、2024年11月1日に神戸市内で立花氏と面会したことは認めながらも「私からは渡していない」などと否定した。
吉村氏は「幹事長に調査を指示していますので、幹事長としてそこは必要な調査をすると思います。しっかり調査をするようにという指示をしている。調査の仕方までは具体的に指示はしてませんが、幹事長としてそういった関係者を聴き取ることができれば、当然聴き取ることになる」と、党内調査で立花氏からも事情を聴く可能性について触れた。