2003年の映画「めぐりあう時間たち」でアカデミー賞主演女優賞を獲得した女優のニコール・キッドマンが、エルトン・ジョンの「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」の手書き歌詞シートを購入したことを明かした。同曲は1970年リリースだが、ニコールが主演した2001年の映画「ムーラン・ルージュ」で劇中歌として使用されている。サティーン(ニコール)とクリスチャン(ユアン・マクレガー)のロマンチックなシーンで披露される、ニコールにとっても思い出深い1曲。ニコールは同曲の記念品を、エルトンとの共作で知られる作詞家バーニー・トーピンから手に入れたという。
2019年には夫でカントリーミュージシャンのキース・アーバンと同曲をデュエットしていたニコール。自身のインスタグラムに、ピアノを弾くキースと一緒に「ユア・ソング」を口ずさむ様子を投稿していたこともあった。思い入れのある楽曲のようで、このお宝を大切にしており、保管場所は公言したくないという。
「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」でサイン会について話題を振られたニコールは「そうね、サインをお願いしたことはある。フィリップ・ロスとかエルトン・ジョンにね。『ユア・ソング』の歌詞を購入したことがあって」と告白した。司会のスティーヴン・コルベアに「それはどこに保管しているの?」と尋ねられたが、唇に指を当て「しーっ」とだけ答えていた。
そんなニコールは新作エロティックスリラー「ベイビーガール」(3月28日公開)ですべてを手に入れるも満たされない欲望を抱えるCEOを熱演、キースは「勇敢な選択をしている」と妻を称賛していた。一方、ニコールは同作について一人の女性の「解放的な物語」で「ハリーナ(レイン)が脚本を書き監督を務めたこの作品は女性の視線を通して女性によって語られる。私たちが共有する本能に近いものでとても自由だった」と語った。ニコールは同作で「第82回 ゴールデングローブ賞」の最優秀主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。