第二次世界大戦で使用されたスコップの正体がSNS上で大きな注目を集めている。
「Vで買ったWW2赤軍実物スコップ、謎のラインが掘ってあって詳しい人に聞いたら敵兵を〇した『キルカウント』の可能性が高いとのこと...
こ、個人的には滑り止めだと考えてます...
き、きっとそう...」
と件のスコップを紹介したのは大学生のイタリアン亀さん(@QHV2ul9A0lDRARy)。
柄に刻まれた10を超えるライン。たしかに何かを数えた形跡のようにも思え、それが殺害した敵の数だったかもしれないと言われると恐ろしさを感じてしまう。
SNSユーザー達から
「ゴールデンカムイで見たことあるやつだ…」
「仮にキルマークだとしてまさかスコップで殺ったとか…?」
「ああ、シャベルを近接戦闘用の武器として使用することは、特に市街戦において赤軍の間では一般的だったようです」
など数々の驚きの声が寄せられる今回の投稿について、イタリアン亀さんに話を聞いた。
ーーこのスコップを入手した経緯は?
イタリアン亀:「サムズミリタリ屋」様主催で年2、3回行われるミリタリーの即売会「Vショー」にて入手致しました。
ーーこの印がキルカウントの可能性があると知ったご感想を。
イタリアン亀:まず第一に、本当かなと少し疑問に感じつつも少し不安でもありました。心霊体験などを経験したことがないのでこれを入手したことによって「枕元に殺害されたドイツ兵が立っていたらどうしよう!」という不安な気持ちがありました。
ーー今後スコップはどのように扱われる予定でしょうか?
イタリアン亀:歴史遺産として利用したいと考えております。私は現在、大学で歴史学を専攻しているのですが、第二次世界大戦時の世界各国の兵隊さん達がどのように戦場を過ごしていたのかという事に興味があります。前線で使われた衣服や装備類、持ち物と言うのは、その様な事を解き明かす鍵だと考えています。
ーーご投稿に対し大きな反響がありました。
イタリアン亀:同じ様な趣味の人に発信するつもりが、意外と色々な方々に見ていただけて驚くと共に凄く光栄な気持ちで御座います。また様々な人から意見を頂くことによって、この掘られたラインの考察が更に深まるので有難いと感じております。
◇ ◇
スコップのラインが何のために施されたものか確認する術はない。しかし実際、スコップが人を殺めるために使われ、そこにキルカウントを刻む例があったことは確かだ。今回の投稿により多くの人に戦争の悲惨さが伝わっていることを願いたい。
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