ヒップホップ界の重鎮が死去、57歳 ジェイ・Z、カニエ・ウェストらと仕事 大腸がんで3年間の闘病

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DJクラーク・ケント
DJクラーク・ケント

 ヒップホップ界の大物ジェイ・Zやノートリアス・B.I.Gらとの仕事で知られたプロデューサーのDJクラーク・ケントさん(本名ロドルフォ・A・フランクリン)が死去した。57歳だった。3年間の大腸がんとの闘病の末、24日に息を引き取ったことを遺族が明らかにした。

 インスタグラムを通じて発表された。「DJクラーク・ケントとして世界中に知られている最愛のロドルフォ・A・フランクリンが亡くなったことを、深い悲しみとともにお知らせします」

 「クラークは木曜日の夜、献身的な妻ケシャ、娘のカブリア、息子のアントニオに囲まれて息を引き取りました」「クラークは3年間大腸がんと静かに、そして勇敢に戦いながら、その才能を世界と分かち合い続けました」「家族は、この時期のみなさんの愛、サポート、祈りに感謝しています」

 ニューヨーク生まれのヒップホップ界の重鎮ケントは、カニエ・ウェストやリル・キムの作品も手掛けており、半生を描いたドキュメンタリー作品『ゴッズ・フェイヴァリット・DJ: ザ・ストーリー・オブ・DJ クラーク・ケント』が制作中だった。ジェイ・Z、クエストラブ、DJキャレドのコメントも収録される予定だ。

 またスニーカー愛好家としても知られ、3500足を所有するとも言われたケントは、2010年にはナイキ・エアフォース1の特別限定版のデザインを手掛けていた。

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