歌手セリーヌ・ディオン(56)が、自身のドキュメンタリー上映会(現地17日)でスティッフパーソン症候群(SPS)である事を公表して以来初めてのレッドカーペットに登場した。2022年に筋肉に影響を及ぼす神経障害のスティッフパーソン症候群と診断され、歌手活動休止を余儀なくされている。アマゾンプライム・ビデオの新作『アイ・アム セリーヌ・ディオン ~病との戦いの中で~』のニューヨーク・プレミアで、涙ながらに家族とファンに感謝の意を表した。
亡き夫ルネ・アンジェリルとの間に息子ルネ=シャルル(23)と双子のネルソンとエディ(13)を持つセリーヌは語った。
「もちろん、素晴らしい子供たちからの日々の愛とサポートがなければ、私はここにいません」「ありがとう、ルネ=シャルル。ありがとう、ネルソン。ありがとう、エディ。本当にありがとう」
ここ数年で最大の観衆を前にしたというセリーヌは、主治医のアマンダ・ピケ医師とドキュメンタリー映画監督のアイリーン・テイラー・ブロツキーにも感謝の言葉を述べ、さらに続けた。「この映画では、私が本を読んだり、自分の病気について学んだりする中で、皆さんは私の物語を聴くことになるでしょう」「私は自分をリンゴに例えました。自分自身にこう言ったのです。『ファンのみんなのために光るリンゴがないのなら、もう並んで待ってほしくない』って」「数日前、1人のファンからのメッセージを見ました。『私たちはリンゴのためにここにいるんじゃない。真実のためにここにいるのです』と」
涙を浮かべて語るセリーヌに息子のルネ=シャルルがステージにティッシュを持って来ると、「私の人生に友人たちがいてくれて、信じられないほど幸運です」「私の旅の一部となってくれた皆さんに心から感謝します。この映画は、皆さん一人ひとりへのラブレターです」「またすぐに皆さんにお会いできることを願っています」と話した。