難病のセリーヌ・ディオン 致死量に近い鎮痛剤の使用を告白「呼吸が止まって訳がわからなくなった」

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セリーヌ・ディオン
セリーヌ・ディオン

 歌手のセリーヌ・ディオン(58)が、スティッフパーソン症候群が辛く致死量に近いバリウムを摂取したことがあるという。2022年に筋肉の硬直と痛みを伴う痙攣が起きる同病と診断されたセリーヌだが、その兆候は2000年代前半から始まり、20年間症状に悩まされているそうだ。

 今回セリーヌはその痛みを鎮めるためバリウムを使用したところ、危険なレベルまで摂取量が増えていったことをピープル誌に告白している。

 初めて筋肉の痙攣は感じたのはドイツでのツアー中で、「朝食を取っていたら、突然痙攣しているのがわかった。ボーカルの練習が更にそれを悪化させたの」「バリウムは効果があるか確認するため2ミリグラムから始めた。そして2.5、3、そして15、50、その後パフォーマンスをやりきるために90ミリグラムまで行った」「致死量に近かったようだけど、医学を知らない私はその量に疑問を抱かなかった。大丈夫だって思っていた」「数日、数週間と効き目があったけど、それから効かなくなった。ベッドに行き、呼吸が止まって訳がわからなくなった。そして学ぶの。自分の過ちを通してね」

 更に自身のバリウム使用に関して、「大事なことだからわかって欲しい。私のことをよく知っている人は、私がただ自分をドラッグ漬けにするため、ハイになったり、ラリったりするために薬を飲んでいるのではないことはわかっている」「私はプロフェッショナルであり続けるし、人生をかけてそう。自分の声をトップレベルにするために必要なことを規律正しく一生懸命やる人間だから」と続けた。

 現在セリーヌは、薬、セラピー、身体リハビリテーションを組み合わせた治療プランに取り組んでおり、いつの日かステージでまた歌えることを願っているという。

 新作長編ドキュメンタリー『アイ・アム:セリーヌ・ディオン』でセリーヌは、ステージ復帰について聞かれこう話している。「答えることはできない。4年間私は、戻らない、準備できた、いやまだ、って自分に言い聞かせてきたから」「現状では、ここに立って『イエス、4か月後には』とは言えない」「わからない、身体が教えてくれるでしょう。一方で、ただ待ってなんかいられないって言う自分もいるわ」

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