元MLB通訳、選手のお金の管理は「ケースバイケース」暗証番号も「聞けば教えてくれる近しい距離感」

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 フジテレビ
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 MLBでの通訳経験を持つ小島克典氏が27日、フジテレビ系「めざまし8」に生出演。MLBの通訳時代の仕事内容を説明した。

 小島氏は、通訳時代は選手の通訳はもちろん、メディア対応、試合のデータ分析、遠征先の食事の手配、選手家族の病院や空港への送迎も行っていたといい、「20数年ぶりに自分の契約書を見直したが、球団との契約は、アスリートのパフォーマンスを高めるためにオンフィールドでのランゲージサービスと書かれている。領域はそこだけだったが、球場の中だけで済むわけはない」と語った。

 球場と自宅の道についても「全て、道は英語なわけで、カナダに行けばフランス語の場合もある。選手をグラウンドに安全にいていただくのも自分の役割の一つかなと思っていた」と、選手のパフォーマンスを上げるためには、どうしてもグラウンド外でのサポートも必要になると訴えた。

 谷原章介からお金の管理について聞かれると「ケースバイケース」とコメント。具体例として、選手のスポンサーがやってきた場合、選手が遠征続きで疲れて一緒に食事にいけない場合、「(代わりに)食事に行ってくれないかと。アスリートが費用を負担するケースですから、そのときの立て替えとかは何度かあった」と述べた。

 現金を下ろすこともあったといい、ならば暗証番号を知る機会もありそうだが、小島氏は「必要があれば聞けば教えてくれる近しい距離感」と説明。「特に異国で生活している場合、周りに言語を共有できる仲間がいないので」通訳との距離感は縮まるとも語っていた。

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