英国のカミラ王妃が、戴冠式で着用したドレスが一般公開される。6日にロンドンのウェストミンスター寺院での式典でカミラ王妃が身に着けていた花や王冠、王妃の子供や孫の名前、愛犬のポートレートまでもが刺繍として入ったドレスが、今年の夏バッキンガム宮殿に展示されるという。
デザイナーのブルース・オールドフィールドがインスタグラムにドレスの細部の写真を投稿した。「金の糸を使用し様々な技術を用いて作業中。実際のドレスでは、これらの箇所の大きさは4センチから6センチ。細部が素晴らしい」と綴ったところ、何人かのユーザーが、一般公開の有無を尋ねたところ、「7月14日、バッキンガム宮殿」とブルースは返信している。
ちなみに戴冠式でのチャールズ国王の衣装も同時公開されるのかは不明となっている。
最近ブルースはカミラ王妃の着ていたドレスについて『エンターテイメント・トゥナイト』にこう明かしていた。「1つだけ秘密があって、秘密のポケットが付いていたのです」「王妃は長時間王座に座ることになるので、ポケットを前部に配置することにしました」「ドレスのオーバースカートを後ろに引くとその隠されたポケットがあり(簡単に)アクセスできるという訳です」
王妃がそこに何を入れたのかはわからないが、式の最中に感情的になった時に備えてティッシュでも入れておいたのではとブルースは話していた。
また同ドレスは視覚的にも「象徴に満ちた」ものだそうで、イギリス4か国の紋章も取り入れられているとブルースは説明、こう続けていた。「象徴主義に満ちたものだったのはお分かりですよね。イギリスの君主制、そしてイギリスを強大にしていきた全てのものを取り入れました。4つの国の紋章などを入れなくてはいけなかったのです」「ウェールズの水仙、イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのクローバーです」