AI恋活婚活アプリ「バチェラーデート」を運営するバチェラーデートはこのほど、「コロナの5類引き下げによる、コロナ禍で定着した生活様式と価値観の変化」についてのアンケート結果を発表。異性との「リアルな出会い」の需要が高まる一方で、全体の8割以上が異性との対面コミュニケーションに苦手意識を抱いていることが分かった。
コロナ禍でマッチングアプリ、リモートワークの利用経験がある男女440人に対し調査を実施。新型コロナの5類引き下げ以降、「異性との出会い」「働き方」「交友関係」の三つで求めるものはどれか(複数回答あり)を聞いたところ、対面で「異性との出会い」を求める人は「対面を増やしたい」「やや対面を増やしたい」の合算で74%だった。
回答者からは「(オンラインだと)出会うまでに時間や工数がかかる」「結局会うまでに至らない」などの意見が寄せられた。同社は「リアルで会う前までの工数や面倒からマッチングアプリ疲れ、離れの問題が顕在化している。5類引き下げ後は、合コンや婚活パーティーなどのへの回帰や、リアルな出会いに特化したマッチングアプリの利用が増加する」と予測した。
また、5類への引き下げ後、対面コミュニケーションの需要が高まることに対して、苦手意識を感じるか聞いたところ、異性との出会いで「苦手意識を感じる」と回答したのは88%に上った。具体的には「写真の加工やマスクを外した後のギャップに不安」(39%)、「会話が盛り上がるか不安」(35.6%)、「初対面で何を話したら良いかわからない」(34.7%)、「マナーが分からない(席や会計など)」が(19.9%)、「対面だと疲れそう」(15.6%)などの理由が上げられた。
恋愛コンサルタント・杏奈薫氏は、特に回答の多かった「写真の加工やマスクを外した時のギャップが不安」という意見について、「『人の容姿は三日で慣れる』という言葉があるように、初対面は誰しもが緊張するものですが、接触頻度が増えるにつれ気にならなくなっていきます。個性派俳優であっても、名前が一般的に浸透した頃には見慣れた存在となりますよね。仲良くなることで接触頻度も高まり、いずれは自然な関係性が築けますので、気負いし過ぎないようにしましょう」とアドバイス。「また、『ブーメランの法則』というのもあります。自身が相手に対して過度にジャッジをしていると、同時に相手からもジャッジをされているという認識につながります。自身を否定的に思い込んでしまうことは、もったいないことです。まずは、相手の良いところを見つけるマインドを作りましょう」と呼びかけた。