国民民主党の平岩征樹衆院議員(45)が28日、自身の公式ホームページで「本日、私、平岩征樹は、国民民主党へ離党届を提出しました」と、党に離党届を出したことを報告した。
平岩氏は22日、公式ホームペ-ジで、国会議員当選前の4年ほど前に既婚者であることを隠し、女性と交際していたことを告白。「お相手の方には本名を述べていなかったことも事実です」と説明し、〝偽名不倫〟だったことを明らかにした。
党は23日の両院議員総会で、平岩氏を無期限の党員資格停止処分にしていた。
平岩氏はこの日、公式ホームページで「この度の私の軽率な行動により、お相手や家族を傷つけただけでなく、多くの皆さまにご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
その上で「これ以上党にご迷惑をお掛けするわけにはいかないと考え、党人としての責任の取り方を真摯に考えた末、離党する決断に至りました」と経緯を説明した。
「旧国民民主党時代から通算七年にわたり、国民民主党の一員として活動の場を与えていただいたことに、心から感謝申し上げます。党関係者の皆さま、そして日頃より支えていただいた全ての皆さまに、多大なるご迷惑をおかけしたことを深く反省しております」と、党や支援者への思いをつづった。
国会議員としての進退には触れなかったが、平岩氏は「今後は、これまでのご恩に報いるべく、自らを厳しく律し、信頼回復に努めてまいります」とした。
平岩氏は元大阪府貝塚市議で、24年10月の衆院選で、大阪8区(豊中市、池田市)から出馬。比例近畿ブロックで復活当選した。