18歳でアイドルグループ「チェキッ娘」のメンバーとして芸能界デビューし、紆余曲折を経て最近は〝4度目のブレーク〟中と称されるタレント・熊切あさ美(41)。このほどよろず~ニュースの単独インタビューに応じ、波瀾万丈の芸能人生について赤裸々に吐露。世間を騒がせた騒動を語る際には、感情が爆発し、突然涙を浮かべる場面もあった。
昨今のブレークに「テレビや雑誌でのグラビアで、『最近よく見るよ』と言ってもらえることが多く、とてもうれしいです。お仕事は途切れていないですし、今が一番、充実している気がします」とニッコリ。「若い時から(芸能界で)やってて良かったなと思うのは、昔からご一緒した共演者の方々にすごく優しくしていただけていること。本当に周囲の方に恵まれて、ここまで来られました」と感謝を口にした。
熊切と言えば、さまざまな恋愛遍歴が話題の中心に。「私、一回恋愛しちゃうと、仕事に支障が出ちゃうタイプかも」と明かした。「恋多き女」との呼び名も付いたが、「その時々でちゃんと恋愛してきたし、『恋多き女』という言葉は、嫌いじゃないんです」とあっけらかん。
だが、2015年に大きく世間を騒がせた恋愛と、それにまつわる炎上騒動が与えたダメージは、今でも根強い。当時の話を始めた熊切は、それまでの笑顔から一転、「この話すると、いつも涙が出ちゃうんです…」と口にすると、みるみるうちに大きな瞳から大粒の涙がこぼれた。
「もう、何とも思ってない。でも当時の苦しさは身体が覚えてるらしいんですよ。気持ちは全然なんですけど…」と炎上騒動の〝トラウマ〟を告白。かつて女優・高畑淳子(66)がテレビ番組で語ったという「未練もないのに涙が出てくるときは、身体が覚えてるんだよ」という言葉が、深く心に残っているという。
意外性に加え、双方の主張が食い違っての派手な破局で耳目を集め、熊切はネット上で激しいバッシングの標的となった。詳細は語らなかったものの、「そのまま落ちちゃったら、私は『ちょっとおかしい子』で終わっちゃうと思って、もう一度必死に頑張ろうと思って…。あれがあったから、今も反骨精神で仕事ができてるんだと思います」と、止まらぬ涙とともに本音を吐露した。
「当時の事務所の社長さんに『恋愛と仕事、どっちを選ぶんだ?』と言われて、『仕事を選びます』と。覚悟というか、もう一度(世間に)出て行って、見返すっていうと〝小さい女〟って言われるかもしれないですけど、もう一回頑張らないと自分の中で納得いかなかった」という。その上で「本当に周りの方に恵まれて、先輩方とか皆さんが引き上げて下さった。半年ぐらいは休んだんですけど、少し落ち着いてきて、ネット上のコメントであまりに悪い事書かれすぎていたので、いいことを書いて下さった方1人1人に『いいね』を押してたんですけど、実はその書き込みが親友のだったんです」とエピソードも明かした。
さらに、「友だちには、『本当にあさ美ちゃんて心臓強いよね』って言われますね。古閑美保ちゃんには『あんなことがあったら、私だったら世の中に出て行けない』と言われました」と苦笑い。一方で、さらなる恋愛に関しては「この年になって、結婚したいっていう願望がないんですよ。今が幸せで…。一人の楽しみ方を覚えてしまったというか」と否定的。「好きな人がいたら、グラビアとかもできないタイプです。もう結婚とかを吹っ切ったからこそ、今グラビアをやれているかも。結婚しようとする相手が、もしかしたら嫌かもしれないと思うと、やっぱりできないんですよ」と乙女の表情も見せた。