紗倉まな 恋愛のこじらせっぷり明かす「自分でゆがませているところがあった」30代の抱負も

松田 和城 松田 和城
会見に姿を見せた紗倉まな
会見に姿を見せた紗倉まな

 セクシー女優の紗倉まな(29)が20日、都内で、自身3年ぶりの小説「ごっこ」(講談社)刊行記念記者会見に出席。初の恋愛作品にちなみ、自身の恋愛観を語った。

 人気セクシー女優として2月9日に11周年を迎えた紗倉は、作家としても活躍。前作「春、死なん」は野間文芸新人賞候補となり注目を集めた。今作では、「本当にことごとく玉砕してきた」という自身の恋愛経験を反映しつつ、恋人ごっこ、夫婦ごっこ、友だちごっこといった曖昧な関係に振り回される女たちの、不器用すぎる恋を描いた。

 紗倉は、自身の性格を「もともとかなり短気」「すぐに怒ったりクレーマー気質」と分析。恋愛では男性に対して、短所を見つけ出そうとするなどの、こじらせっぷりを明かした。「純粋な好きを貫けなかったりする部分が(登場人物に)似ている。もっと寛容に受け止められれば、きっとうまくいく関係だったと思うんですけど、自分でゆがませているところがありますね」と、苦笑いした。

 登場人物に不器用な自身を投影。不倫などをテーマに描かれた。「自分の心の底で濁って溜っていたような思いが、どこかで書けたらいいなと思っていた。それが感情的だったり激しい登場人物たちの気質に影響したような気がしています」と話した。

 3月に30歳の誕生日を迎える紗倉は、30代の抱負を問われ「20代のころはずっと『どうしてこんなにうまくいかないんだろう。自分をうまくコントロールできていない』って思う時が多かったので、30代は自分をうまく扱えるようにしたい」と決意。本職についても「自分にできることを地道に、これまでと同じようにやっていけたら」とクールに答えた。

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