演者も涙…障がいを持つ子ども施設でのヒーローショー体験談が話題 「本物のヒーローじゃないか」

野中 比喩 野中 比喩

障がいを持つ子供たちの施設でキャラクターショーをおこなったエピソードがTwitter上で大きな注目を集めている。

件のエピソードというのは漫画家のこにししのぶさんが投稿したもの。こにしさんは自身が手がけるキャラクターのショーで施設を訪問。重度の障がいで車いすやベッドに寝たままの子ども、付き添いの家族を相手に歌や踊りを披露したところ、ふだん娯楽の少ない子どもたちは大喜び。付き添いの家族からも「この子がこんなに喜んだのは初めてです」と泣きながら感謝され、逆に演者、スタッフ一同感激の涙を流してしまったという内容だ。

当事者や、障がいを持つ人が身近にいる人なら、障がいを持つ人の娯楽の選択肢の少なさはよくわかってもらえると思う。以前、福祉の仕事をしていた筆者もそんな環境に心を痛めた事が記憶があり、このエピソードにはとても心を動かされた。

こにしさんに話を聞いた。

野中比喩(以下「野中」):こにしさんのご活動についてお聞かせください。

こにし:元々は漫画家でKADOKAWAさんより「友情のアミーゴマン」という単行本も発売中ですが、撮影やCMに使う着ぐるみキャラクターをデザイン、造型する仕事も手掛けています。

野中:YouTubeで実際に施設でおこなわれたショーの動画も見させていただきました。

「メイドールズ」という可愛くかっこいいヒーローなのですね!

こにし:私が仕事を独立する際、これから何をして生きて行けばいいかを考え抜いた際生み出したキャラクターで、練馬を中心に活動するロボットアイドルです。現状はYouTubeやSNS配信を中止に活動しているのですが、この時は施設関係で営業されているタレント事務所からの紹介で行きました。

障がいを持つお子さんの施設とはお聞きしていましたが、現地に行き会場に向かう呼吸器付きのベッドで移動する子供達の姿を見ると上手く出来るのか不安でした。ですが、実際ショーが始まると子ども達が自由に動けない身体なのにすごく一生懸命動いて応援してくれて胸が熱くなりました。正直観るだけでもすごくエネルギー使ってしんどいだろうに…それでも一生懸命楽しんでくれて逆に感謝の気持ちでした。

ショーが終わった後、キャラクターが子どもたち一人一人に握手してお喋りして回ったのですが、みんなとても喜んでくれ、親御さんから「この子がこんなに喜んだのは初めてです」と言われ逆にこちらが涙してしまいました。

野中:素晴らしい体験ですね。メイドールズの今後の活動予定や目標を教えてください。

こにし:スピンオフのドラマで「セーラーメイドールズの反逆」をYouTubeチャンネルにて公開中です。その最終回を撮影する際、初めてクラウドファンディングをしたのですが200%を超える支援をいただき製作に入らせていただいています。

私自身がずっと夢を見て生きているので、人に夢を見て楽しい気分になって貰える活動をしたいと常に思っています。そういう意味でも施設でのショーはとてもいい経験になりました。こう言うご時世で落ち込んでいる方も多く、私が作り出すもので凄く明るい気分になって救われた…という感想をいただくと逆にこちらが勇気づけられます。
◇ ◇

これからもこにししのぶさんの夢とメイドールズの活動から目が離せない。

こにししのぶさん関連情報

Twitter:アカウント:https://twitter.com/ayanami626
「友情の男アミーゴマン 完全版」(KADOKAWA):https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000357/
メイドールズスタッフ公式Twitter:https://twitter.com/maidolls409?t=zH_g8t26hhfeU1SpVt9GhA&s=09
メイドールズチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCmjtK7a0j8RHxnStA8eXgNA

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