思わず写真を撮りたくなる”映えるグルメ”を応援する。グルメ情報サイト「#ばえめしβ版」の公式サイトが24日、スタートした。総合PR会社・共同ピーアールを中心に結成した「ばえめし推進委員会」によるプロジェクトで、新しい造語「ばえめし」を世間に浸透させ、飲食業界の活性化を目指す。
SNS映えが流行つくる現状。サイトでは、派手な形状のスイーツ、色とりどりの海鮮丼、視認できるほど湯気が印象的な蒸しごはんなどの、画像や動画が並ぶ。いちごパフェ、うなぎ丼、高級肉の盛り合わせなど、メニューのジャンルは多岐に及ぶ。公式インスタグラムでは「#ばえめし」を付けて投稿された情報と連携し、リアルタイムで「ばえめし」が紹介される。
公式サイトでは「ばえめし」シェフによるメニューの誕生秘話が定期的に掲載される。第1回では、ホテル「ハイアット セントリック銀座 東京」のレストラン「NAMIKI667」のいちごスイーツ「Sweet Afternoon tea」について、同店ペストリーシェフを務める大澤隆一氏が登場。プリン、ショートケーキ、フルーツ大福、シュークリームなど、SNSで映える「シンプルで分かりやすいもの」を意識したという。〝映える〟写真に関し「この時期は寒いですが、テラスに出て自然光で撮るのがオススメです」とすすめた。情熱を持って撮影にこだわる客が多く「ピンク色のシートを持参されて写真を撮られるお客さまもいらっしゃいます。アイスなどが溶けないうちに、なるべく早く食べてほしいですが、そこまで準備してきれいに写真を撮っていただけるのはうれしいです」と充実の表情で、やりがいを口にした。
メニューの開発は、大澤氏以外の4人は全員が女性。最年少の20代スタッフにはインスタグラムやティクトックでの流行を聞き、参考にしている。「来年3月からいちごにお花を飾ったかわいい映えるメニューを考えています。20代~30代のゲストだけでなく、小さなお子さまがいる方も気兼ねなくお越しいただきたいです」と呼びかけた。