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わき汗に救世主か、英NHSが多汗症治療の新クリームを承認へ 最大90%の発汗抑制も

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画像はイメージです(ryanking999/stock.adobe.com)
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 イギリスの国民保健サービス(NHS)で、脇の下の過剰な発汗を最大90%抑えられる新しいクリームが、患者に提供される見通しとなった。グリコピロニウム臭化物を含む「アンヒドロックス(Axhidrox)」は脇の下に塗り込むタイプのクリームで、汗腺に発汗を促す神経信号をブロックすることで効果を発揮する。

 この治療法は、ほかの治療法を試しても効果が得られなかったNHSの患者を対象に、数カ月以内に提供が始まる見通しで、イギリスで初めて脇の下の過剰な発汗のために開発された治療薬となる。

 イギリスでは約280万人が、暑さや運動、ストレスの有無にかかわらず異常に汗をかく「多汗症」を抱えているとみられている。多汗症は脳と汗腺の間の信号異常が原因と考えられており、遺伝的要因が関わるケースも最大で半数に上るとされる。

 518人の患者を対象にした治験では、アンヒドロックスを12週間継続使用した結果、発汗量が平均65%減少したことが確認された。このうち約3分の1は発汗量が75%減少し、5人に1人は90%という大幅な減少がみられた。その効果はおよそ1年間持続することも分かった。

 汗腺内に膜を作ることで効果を発揮する医療用制汗剤は、ヒリヒリした痛みや肌荒れを引き起こすことがあるが、アンヒドロックスは発汗の原因となる神経信号そのものに働きかける点が異なる。

 多汗症は患者の生活に大きな影響を及ぼすとされ、約4分の3が「生活の質を損なっている」と回答している。また、多汗症のある人は不安を抱えるリスクが2倍、うつ病を発症するリスクは約3倍に上るという。

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