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英チャールズ国王が“女王役”で知られる女優と極秘で番組収録 植物種子保存の重要性訴える

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 チャールズ国王
 チャールズ国王

 英国のチャールズ国王(76)が、映画「エリザベス」(1999年)でエリザベス1世を演じたこともあるオーストラリア出身の女優ケイト・ブランシェット(56)とともに、極秘でポッドキャスト番組を収録していたことが明らかになった。番組名は「アンアースド:ザ・ニード・フォー・シーズ」で、王立植物園「キューガーデン」のエリノア・ブレマン博士も参加し「ミレニアム・シードバンク」について語っている。

 「ミレニアム・シードバンク」は、気候変動や環境破壊によって失われる植物種を守るため、2000年にチャールズ国王によって開設されたこの種子保存施設。自然保護において極めて重要な役割を果たしており、キューガーデンが管理を担う。

 番組は、7月にイングランド南西部バークシャー州ウィンザーで収録され、22分間の内容となっている。ケイトは番組内で「シードバンクの活動には緊急性があります。野生の花畑の97%が失われたと聞いてショックを受けました。私たちは目の前の自然の美しさに目を奪われがちですが、その脆さを理解していないのです」と語った。

 チャールズ国王も「ミレニアム・シードバンクの活動は、何世代にもわたって生物多様性を守るために不可欠です」とコメント。「戦後花畑が崩壊されてきていることを知っていたので、これは良い機会だと思いました」と振り返った。さらに、キューガーデンの後援者であることを「非常に誇りに思う」とし、「種子バンクの取り組みは素晴らしいですが、もっとスピードを上げる必要があります」と強調した。

 同施設では、開設以来、約4万種・25億粒の種子を洗浄・乾燥し、イングランド南東部ウェイクハースト植物園の−20度の冷凍庫で保存している。

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