ビートルズのリンゴ・スターの息子でドラマーのザック・スターキーが、ロックバンド「ザ・フー」との状況については「まったくわからない」と語っている。今年、一度脱退させられながらも、復帰を果たし、また脱退扱いとなっていたザックは、それがザ・フーらしいと感じているようだ。
1996年から同バンドとパフォーマンスをしてきたザックは「ジ・インディペンデント」紙に「どうなってるかまったくわからない」と語った。「まぁ、それがザ・フーってものだよ。最も予測不可能で、攻撃的で、傲慢な人たち。でも愛すべき家族なんだ。何が起こるかなんて誰にもわからない。それがザ・フーなんだ。摩擦が好きでたまらないんだよ」と達観していた。
さらに「長年ザ・フーを見てると、最初からずっと、4人はまったく正反対の人間なんだ。1人がすべての曲を書いていて、残りの3人のことは芸術作品だと思ってる。でもその3人は、それがどういう意味かすらわかってない。彼らは史上最もクレイジーで、奇妙なグループなんだよ」と独特の関係性を解説。「それが最高なところだろ。これまでやってきたすべてのことにおいて、あまりにも型破りなんだ」と語った。
一方で、2004年から2008年までオアシスでドラムを担当していたザックは、間もなく始まるオアシスの再結成ツアーに参加する話もあったという。しかし、まだザ・フーとのライブもあったため、断っていたと明かしている。