ノエル・ギャラガーが、オアシス再結成ツアー「Oasis Live ’25」の需要の高さにびっくりしたという。昨年8月、ノエル、リアム・ギャラガー兄弟は15年間に及ぶ確執を終え今年スタジアムツアーを開催することを発表、イギリス/アイルランドツアーのチケットが発売されるや158カ国から1000万人以上が購入しようとし、オンライン上での長蛇の列および技術的な問題が発生する事態となっていた。
最初の日程は数時間で完売し、チケットサイトはあまりの混雑で対応困難な状態に、そしてチケットマスターはあまりの需要の高さからチケットにダイナミック・プライシング(需要に応じて価格が自動的に調整される販売戦略)を適用、物議を醸す結果となった。
一方オアシス側は高値でのチケット転売を防ぐため、転売プラットフォームTwicketsと提携し、別の場所で営利目的で販売されたチケットはキャンセルすることを表明していた。更に前代未聞の需要により追加公演を発表、ファンのために招待制のチケット抽選販売方式を導入する流れとなった。
この状況に今回ノエルが初めてコメント、あぜんあぜんとしたそうだ。
元NMEのカメラマン、ケヴィン・カミンズの新刊『オアシス:ザ・マスタープラン』でノエルは「大騒ぎになるとは思っていたけど、この騒々しさにはかなりびっくりしたな」と心境を語った。
また一番好きなオアシスの曲はどれかと質問されると、「複数あってもいいか?『スーパーソニック』『サム・マイト・セイ』『リヴ・フォーエヴァー』『ロックンロール・スター』だ」と続けセットリストのヒントを示唆してもいた。
イギリス、アイルランドの他、日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、韓国、オーストラリア、アルゼンチン、チリ、ブラジルでも開催される同ツアー、先月には併せてドキュメンタリー映画が公開されることが発表されている。