俳優のケヴィン・ベーコン（６６）が映画「フットルース」でのヘアスタイルが歌手のスティングに影響を受けたものだったことを明かした。１９８５年のミュージカル映画で、シカゴから、ダンスやロックが禁じられている小さな町に引っ越してきたティーンエイジャー役を演じて一躍有名となったケヴィンだが、同映画で披露していたスパイクヘアは、実はスティングへのオマージュだったという。
タイムズ紙の取材で、最初に真似したファッショントレンドについて尋ねらたケヴィンは「これも入るかどうかはわからないけど、僕はスティングに夢中だったから、髪型は彼の髪がどんな感じでも真似しようとしていた。『フットルース』を見ても、あのヘアカットはスティングがやっていたことを参考にしていたんだ」と語った。
そんなケヴィンは、パラマウント・ピクチャーズが当初、自身を主役に望んでいなかったことを明かしている。「ちょっと面白い話なんだけど、スタジオはあの映画に僕を起用したくなかったけど、プロデューサーと監督はすごく望んでいたんだ。だから彼らは、僕が適任だとスタジオを説得するために、自腹で３５ｍｍのスクリーンテストをした。当時、僕はブロードウェイで芝居をやっていて、髪が長かったから、彼らは優秀なヘアスタイリストを雇ったんだ。１９８３年にヘアカットに１５００ドル（約２１万円）という法外な金額をもらっていたって聞いたよ。僕が椅子に座ると、彼は『僕たちは共にあり、何が起こっているのか感じないといけないってことを知っておいてほしいんだ。君は目を閉じて、一緒にやろう』と言ったんだ」「僕は目を閉じた。ある時、彼が何をしているのか見ようと片目を開けたら、彼は目を閉じていた。つまり、彼は目を閉じたまま私の髪を切っていたんだ」
