政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が21日、国会内での定例会見で「いま千葉県知事選挙、岸和田市長選挙、伊丹市長選挙というのを考えている」と明かした。すでに出馬を宣言している千葉県知事選(27日告示、3月16日投開票)、大阪府岸和田市長選(3月30日告示、4月6日投開票)に続き、兵庫県伊丹市長選(4月6日告示、同月13日投開票)への立候補する考えを表明した。
立花氏は「岸和田市長選挙の後に、伊丹市長選挙というのもある。伊丹市長選挙って、岸和田市長選挙の投票日に告示日なので、自動的に選挙に出ると岸和田の票がゼロというか、無効になっちゃう。4月6日に伊丹市長選挙に届出を出すと、もう岸和田市長選関係なくなるんで。『岸和田の皆さん、投票行ってください。私に入れても無効です』って言えるんですよ」と述べた。
立花氏は以前から、斎藤元彦知事(47)が再選を果たした24年11月の兵庫県知事選で、稲村和美氏(52)を支持した同県内22市の首長選に候補を擁立する考えを示していた。
立花氏は「選挙って、自分の主張を多くの人に聞いていただくことが選挙の目的。公職選挙法上は、どこにも『当選を目的として立候補しなければならない』という規定はない。当選を目的としない候補者の乱立を避けるために、供託金制度っていうのは設けている」と主張した。