人気英ロックバンドのコールドプレイのベーシスト、ガイ・ベリーマンによると、バンドの引退は「何年も先」だという。フロントマンのクリス・マーティンは、12作目のスタジオアルバムを最後に制作を止めると宣言していたが、ガイはその発言を話半分に聞いているようだ。
ローリングストーン誌の取材に対し、ガイはこう語っている。「クリスは決して書くことをやめないだろう」「引退は何年も先だ。でも、計画は必要だと思う。マラソンを走るなら、26マイル(42.195キロメートル)を走らなければならないことは分かっている。でも『走り始めたら止まらないで』って言われたら、モチベーションを上げるのは難しいよ」
10月に10枚目のスタジオアルバム『ムーン・ミュージック』をリリースしたコールドプレイだが、クリスはアップル・ミュージック1のゼイン・ロウの番組に出演した際、こう説明していた。「ちゃんとしたアルバムは12枚しか作らない。本当さ、約束するよ」「なぜなら、レス・イズ・モアだからね。僕らを批判する人たちの中には、もっと少ない方がもっといいという人もいる!その制限があることは本当に重要なことなんだ」「ハリー・ポッターは7作しかない。ビートルズのアルバムは12枚半しかない。ボブ・マーリーも同じぐらいだし、僕たちのヒーローは皆そうだ」「また、このような制限があるということは、クオリティコントロールが非常に高いということであり、そのレベルの1曲を作ることは不可能に近い。だから惰性でやることもできるけど、僕たちはより良くなろうとしているんだ」