「もう一カ所、感染が」右腕切断の元近鉄・佐野慈紀氏、再入院の予定告白 左投げ「ピッカリ投法」披露

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 元プロ野球・近鉄、中日投手の佐野慈紀氏が21日、東京・神宮球場で開催された学童軟式野球全国大会「くら寿司トーナメント2024」で始球式を務めた。

 佐野氏は23年4月に重症下肢虚血を発症し、右足中指を切断して入院生活へ。その後、糖尿病の影響で感染症が悪化したため、24年5月1日に手術で右腕を切断。ブログでは入院中や退院後の生活などについて記している。11月には左投げに挑戦していることもつづっていた。

 この日は車椅子でグラウンドに登場。現役時代はワインドアップの途中でわざと帽子を落とし頭部を見せる「ピッカリ投法」を見せていたが、マウンドで、左手で帽子を取る新たな「ピッカリ投法」でワンバウンド投球を披露し観客を沸かせた。

 実は約5年間入院生活を送っていたことも明かし、グラウンドに立ったのは約6年前に「息子とキャッチボール」をして以来だという。「治療する中で、もう一カ所、感染が見つかった。それを今後、再度治療することになった」と年明け以降に再入院となる予定であることも語った。それでも「こういうことが今後、何度もあると思う。いちいち、落ち込んでいられない」と前向き。「もう一度野球教室をやりたい」と夢を語った。

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