2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。27日投開票の衆院選で躍進した立憲民主党の野田佳彦代表がテレビの選挙特番出演時に優先政策として「紙の保険証も使えるようにする」と回答したことに対して、28日付のXで「愚民の票を集めるのは楽」と指摘したことについて改めて真意を説明した。
ひろゆき氏は、野田代表が前安芸高田市長の石丸伸二氏から「優先させる政策」を問われて「紙の保険証も使えるようにすること」と答えたというネットニュースを引用した28日付のポストで「G7の一つで、国連非常任理事国である日本の最大野党の優先政策筆頭が『紙の保険証も使えるようにする』」と皮肉を込め、「『今だけ・金だけ・自分だけ』の高齢者の票を得るには最適解。愚民の票を集めるのは楽だしね」と見解をつづった。
この「愚民」というインパクトのあるワードがネット上で大きな反響を呼んだ。
ひろゆき氏は改めて「愚民と書いた理由」と切り出し、その言葉を使った意図を説明。「与党の『10万円配ります』で与党に投票する有権者が増える。『今だけ、金だけ、自分だけ』の有権者は恥ずかしい人達という価値観を作らないと、後先考えないバラマキは無くなりません。政治家は当選の為なら間違った事でもやります。政治家のレベルは国民のレベルで決まります」と持論を展開した。
その説明に対して、フォロワーから「本来は日本を良くすることが目的であるべきの選挙が政権を保持することが目的の選挙のため手段が愚民(本質が見抜けない)を踊らせていることになっている」と指摘されると、ひろゆき氏は「愚民が投票して受かっちゃうので、悪循環」と呼応した。
さらに、「将来より今が大事なんでしょう だからバラマキばかりの政党が伸びる」という別のフォロワーの意見に対し、ひろゆき氏は「日本人が選挙の度に10万円を受け取らなくても幸せに暮らせる社会システムを作るのが政治家の仕事だと思ってるおいらです。でも、愚民には伝わりません」と付け加えた。