犬食禁止を控える韓国 養犬農家が“丸刈り”抗議「政府は正当な補償をすべきだ」27年に禁止法施行

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 「犬肉禁止法」の施行を2027年に控える韓国で8日、犬肉農家が頭を丸刈りにして政府に抗議した。

 バリカンで頭を丸刈りにした韓国食用犬協会の関係者は「私は絶望の気持ちでこの丸刈り抗議に参加した。悲しみに打ちひしがれ、今後どうやって生計を立てていけばいいのかと悩んでいる。抗議に参加しながら、私たちは憤りと悲しみでいっぱいだ。政府は正当な補償をすべきだ。私たちは多くを求めているわけではない」と述べた。

 韓国政府は先月、約110億円を拠出して養犬農家などの廃業を促し、食用として飼育されてきた犬約50万頭の譲渡を進める方針を発表。可能な限り多くの犬を里親に出すか、保護施設に再収容するよう努めるとコメントしている。

 農家には犬1匹当たり最大約6万6000円の補償が支払われるとしているが、農家側は、政府の補償が不十分だとして支援の拡充を求めている。

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