女優アンジェリーナ・ジョリー(49)が、伝記映画『マリア』で演じたオペラ歌手マリア・カラス役について振り返った。1999年の映画『17歳のカルテ』でアカデミー助演女優賞を受賞しているアンジェリーナは、今回パブロ・ラライン監督の新作『マリア』の主演に関して同主演女優賞を受賞しても「それはボーナス」と謙遜している。
同新作に関するアカデミー賞受賞の話題についてベストUK誌に聞かれたアンジェリーナは話した。「私が良い仕事をしたと誰かが思ってくれるのならそれはとても意味のあること。最高なことだし本当にうれしい。でも、この映画を作れたことがで本当に素晴らしくて、純粋に嬉しく思っている」
「月並みだけど、本当にこれは一生に一度の経験だった。歌を学び、尊敬する女性を体現した。この素晴らしいチームと一緒に仕事をできた。すでに最高の贈り物をもらっている気分ね。観客の反応も良かったみたいなの。だからそれ以外はもう夢物語。とても感謝している」
新作の役作りについてアンジェリーナは以前WSJ誌に語っていた。「パブロ(ラライン)は私に学ぶこと、本当に歌うこと、オペラを理解し勉強すること、完全に没頭し仕事をすることを求めていた。でもそれ以上にマリア・カラスを理解し、そのキャラクターを演じられるようになることが重要だった」「自分がたくさんのことを抱え込み、吐き出せていなかったか全然気づかずにいた。だから技術的なことではなく、自分の声を見つけ、自分の身体になる、表現することへの感情的な体験だった。自分自身のあらゆる部分を捧げなければならないというね」
そんなアンジェリーナはテルライド映画祭で同新作のためのボーカルやイタリア語のクラスに7か月間費やしたことを明かしてもいた。