俳優デイヴィッド・ドゥカヴニー(64)と女優ジリアン・アンダーソン(56)は、『X-ファイル』で何週間も口を利かないことがあったことが分かった。人気ドラマシリーズで大成功を収めた“モルダー&スカリー”の2人だが、長年に渡って不穏な関係を続けていたという。
デイヴィッドは自身のポッドキャスト『フェイル・ベター』にジリアンを迎え、振り返った。「あの番組で仕事をしている間、僕らはカメラに映らないところではお互いを相手にしない時期が長く続いていた。そこにはたくさんのテンションがあった。けど僕らはどちらもクレイジーだし仕事には問題なしだったけどね。ただそこに行き、やるべきことをやるだけで良かったから」
ジリアンはスクリーンの外ではデイヴィッドと緊張した関係だったにも関わらず、お互いが成功したことに驚いているそうで、「私たちがカメラの中では様々な感情や気持ち、魅力、そういったものを見せられたのに、その後何週間も口を利かずにいたなんてクレイジーよね」と続けた。
そんな2人のスクリーンの外での緊張関係についてデイヴィッドは演技にプラスになったかもしれないと考える一方、後悔もあるそうだ。「もっとうまく対処できたはずだ。この作品はクレイジーな過程を経ていたから。要するに僕がかなり未熟だった。本当にさ。インターネットが普及する前の世界的な現象かのように。自分たちが何者かを理解しようとただ右往左往しているだけというね」
この発言にジリアンはこうフォローしていた。「おそらく私たちの中には他の人たちとは共有していない親密さがあって、他の人とはしていない経験をしたのよ。もちろんクルーやその他はいたけれど、役者としての経験という意味でね」