毎日のようにおこなわれる会議で、負荷の高い業務が議事録の作成ではないだろうか。議事録の作成担当者になると「会議の内容をメモするのに必死で、議論に集中できない…」「議事録作成に時間がかかり、残業が減らない…」といった悩みを抱える人も少なくないはず。
そんな議事録作成の悩みを抱えるビジネスパーソンの救世主となるのが「AI搭載ボイスレコーダー」だ。従来の音声録音機能に加えて、AIの力を駆使したさまざまな機能で、議事録作成だけでなく、情報共有や意思決定の迅速化にも役に立つ。そんなAI搭載ボイスレコーダーの特徴について見ていこう。
・リアルタイム文字起こしで、議論に集中！
AI搭載ボイスレコーダーが持つ高精度な音声認識技術により、会議中の会話をリアルタイムで文字化してくれる。この機能によって、会議参加者はメモに注力する必要がなくなり、その場で発言内容を確認することもできる。議事録作成の時間削減に、大いに役立つだろう。
・話者を自動識別して、発言内容も一目瞭然！
文字起こしをしてくれるだけでなく、誰がした発言なのかも自動識別して文字化してくれる。単純に文字起こしするだけでは、後から見直した際に誰の発言だったかわからなくなってしまうことがあるが、AI搭載ボイスレコーダーを使えば、誰がどのような発言をしたのかが一目瞭然となるため、会議の内容を正確に把握できる。
・生成AIと連動して要約・マインドマップが作られる
文字起こしをしたデータをベースに、会議や通話、セミナー、商談、講義、インタビューといったシーンに合わせ、要約する機能を持つ機種もある。これを使えば生成AIを使用するため、驚くほど短い時間で議事録のベースができあがる。あとは内容を確認し、細かな修正をおこなえば完成だ。また、思考整理に役立つマインドマップも作成可能で、視覚的に整理したい人には喜ばれている。
これだけ便利な機能を持つAI搭載ボイスレコーダーは、具体的に「社内会議の議事録作成」や「業商談の内容記録と分析」だけでなく「顧客との電話内容の記録」、「研修やセミナーの内容記録」などさまざまなシーンで活用されている。
AI搭載ボイスレコーダーの機能の多さには驚く人もいるだろう。ただ、AI搭載ボイスレコーダーはあくまでもツールのひとつであり、最終確認は人間の目が必要だ。導入すれば全ての会議の悩みが解決するというわけではない。それでも、より効率的な議事録作成のために、上手く活用してみてはどうだろうか。
