ダニエル・ラドクリフが、『ハリー・ポッター』リブート版の若いキャストを「子供のままで」いさせてあげるよう呼び掛けている。2003年から2011年まで同人気シリーズで主人公の魔法使いハリー・ポッター役を演じて有名になったダニエルは、ソーシャルメディアのない時代で良かったという思いを明かした。
配信サービス、マックスで予定されている新番組で、ホグワーツ魔法学校の生徒を演じる若きキャストに何かアドバイスがあるかと『エンターテイメント・トゥナイト』からトニー賞のレッドカーペットで尋ねられたダニエルはこう答えた。「みんなにアドバイスがあるよ。子供のままでいさせてあげて」「ソーシャルメディアの時代にそれをすることがどんなことか、僕には想像できない。僕たちはそのちょっと前だったから」
しかし、16日(日)に開催されたトニー賞で『メリリー・ウィー・ロール・アロング』での演技が評価され、ミュージカル部門の最優秀助演男優賞を受賞したダニエルは、新たなハリー・ポッターがキャスティングされた際には、会ってアドバイスをしてあげたいと願っているそうで、「できればその人に直接あいたいね」と続けた。
一方でダニエルは以前、同シリーズへのカメオ出演を否定、ComicBook.comにこう語っていた。「僕の理解では、彼らはとても新しいスタートを切ろうとしていて、誰がこのシリーズを作るにせよ、自分なりの作品にしたいと思うだろから、おそらく昔のハリーをこのどこかにカメオ出演させる方法を考える必要はないだろう」
ファンの中には、ダニエルがルパート・グリント(ロン・ウィーズリー役)やエマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー役)と一緒に少し登場するのではないかと期待している人もいるようだが、ダニエルはその可能性はないと考えているようだ。
しかし、新たな観客のために『ハリー・ポッター』の本に命を吹き込むチームの「世界中の幸運を祈っている」として、「その聖火が受け継がれることをとても楽しみにしている。でも、僕が物理的にバトンタッチする必要はないと思う」と語った。