立民・泉代表「裏金議員は落としましょう」落選運動スタート 自民・下村氏、萩生田氏の地元に乗り込む

杉田 康人 杉田 康人
国会内で定例会見に臨む立憲民主党の泉健太代表
国会内で定例会見に臨む立憲民主党の泉健太代表

 立憲民主党の泉健太代表(49)が29日、国会内での会見で、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、自民党が追加の政治倫理審査会や参考人招致、証人喚問などに応じる構えを見せていないことに「実態解明もね、言って聞かないんだったら裏金議員は落としましょう。国民が処分するしかない」と、裏金事件に関わった議員の落選運動をスタートさせた。

 泉氏はこの日、下村博文氏と萩生田光一氏の地元、東京・板橋区と八王子市に乗り込み、街頭演説した。「国民の皆さんと一緒になって裏金議員、自ら語らない議員、中身を隠している議員。これは落としましょう。それに尽きますね。いつまでも、しゃべろしゃべろと言って、しゃべらないのであれば、きりがないですよこんなもん。だからとにかく落とす。そのために、我々も努力していきたい」と語気を強めた。

 各社の調査で、立民の支持率が上がっているとして「我々も調査していくと、立憲民主党で今からでも出馬をすれば、十分に国会に当選できるっていうような状況が各ブロックで生まれてきているというふうに実感しています」と、自信を見せた。

 次期衆院選で候補者を擁立していない空白区をにらみ「ここから候補者として選ばれれば、国会議員として活躍できるような環境が今、立憲民主党に生まれていますから、国民の皆さんにお伝えして、1人でも多くさらに候補者の上積みを図っていきたい。『出るなら立憲民主党から』って流れができている。そういう呼びかけをしていって、いつ総選挙があってもいいようにしていきたい」と語気を強める。

 泉氏は「対決する候補者を早期に擁立をして、どんな形でも、とにか候補者用擁立を急ぎたい。そんな中で(裏金議員を)全員落とすつもりで我々も臨んでいます」と、声のトーンを上げていた。

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