「姫路で立ち寄ったローソン、異世界転生してて二度見した」。フォトグラファー・こに(@Konigraphy)さんは兵庫県姫路市内で異世界のような写真を撮影した。ごく普通のローソンと、その背景にそびえ立つ西洋風の城。異彩を放つ光景がX(旧Twitter)で「すげぇww」「姫路にこんな城あったっけ?」「異世界ローソン」と話題を呼んでいる。
こにさんによれば、同写真は2022年3月17日に「ローソン 姫路白鳥台店」で撮影。ローソンの暖かい雰囲気と、城の不気味さを出すために色味やトーンは編集したというが、合成は一切していない。記者も先日、同所を訪れたが、同じ構図が目の前に広がっていた。
こにさんが14日、自身のXに同写真を公開すると「いいね」が30万件を突破する大反響。「すげぇww」「ここリアルにあるの!?」「姫路にこんな城あったっけ?」「マジで?姫路にこんな光景あるん?」「ナイスアングルすぎる」「異世界ローソンw」「銅の剣、売ってねぇかな」などの声があがっている。
姫路のお城といえば、白鷺城の愛称で親しまれる世界文化遺産・姫路城があまりにも有名。しかし、同写真の城は姫路城とは明らかに異なる西洋的な外観だ。実は姫路城からバスで30~40分の距離にもう一つ、城があることはあまり知られていない。
城の正体は白鳥城。白鷺城ではなく、白鳥城だ。峰相山の山麓に位置するテーマパーク「太陽公園」に2009年に建設された。ドイツのノイシュヴァンシュタイン城を3分の2スケールで再現したもので、同テーマパークのシンボル的存在となっている。
こにさんは「正直、ここまで反響があると思っていなかったので、驚きが大きいです」と吐露。一方で「私がこの光景を見た時に驚いたように、写真を見た方々が同じように混乱していたこと、また『異世界ローソン』を題材にさまざまな想像をふくらましていただけたことを大変うれしく思いました」と思いを寄せた。